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ゆるーりすと のぴまゆです。
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それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- これから看護師を目指す「看護学生」さんへ
- 看護教育に携わる「教員・指導者」へ
- 実習施設で指導する「臨床指導者」の皆さんへ
- 看護学生の保護者
目次
🔻はじめに
今回は、2025年3月に発表された看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂について、わかりやすく解説します。
この記事では、
なぜカリキュラムが改訂されたのか
どんな看護師が求められているのか
どうやって育成していくのか
といった点をギュッとまとめました。
看護学生さん、教員の方、看護教育に関心のある皆様にぜひ読んでいただきたい内容です。
🟩なぜカリキュラムが変わったの?
この度、2025年3月18日付で「看護学教育モデル・コア・カリキュラム(令和6年度改訂版)」が公表されました。
日本は今、超高齢社会・感染症パンデミック・DX化・グローバル化といった、急速な社会の変化のまっただ中にあります。
そんな中、これまでの「教える内容中心」のカリキュラム(=コンテンツ基盤型)ではなく、
「何ができるようになったか」を重視する教育(=コンピテンシー基盤型)
への転換が求められてきました。
文部科学省はこうした時代の変化に対応するため、2017年に続き、今回2025年に新たなカリキュラムを提示したのです。
日本看護協会も、この改正カリキュラムに対応するには、現行の3年課程では困難であるとして、4年制化(大学)を推進、実現に向けて取り組む姿勢を打ち出しています。
🟩新カリキュラムのポイントは?【3つの柱】
①アウトカム(成果)重視の教育へ
「授業を受けた時間」ではなく、
「何を身につけたか」を明確に評価する仕組みが重視されます。
そのために、CBT(コンピュータ試験)やOSCE(臨床能力試験)などが導入され、段階的な評価が導入されます。
②参加型臨地実習への移行
看護技術が「見学止まり」になっていた従来の実習から一歩進み、
“医療チームの一員”として役割を担う参加型の実習
へと変わっていきます。
そのために、実習前の学修到達度の明示や、指導体制の整備も強化されます。
③「看護師としての力」を構造的に明示
今回、調査研究に基づいて、学生が卒業までに身につけるべき
756項目の資質・能力が提示されました。
それらを11の資質カテゴリに整理し、各大学が独自の教育に活かせるよう設計されています。
🟩これから求められる看護師とは?
2040年に向けて社会が求める看護師は、
・自ら課題を見つけ、解決に導ける人
・他職種と連携し、地域に根ざして行動できる人
・論理的思考と豊かな人間性をあわせもつ専門職
といった「考えて動ける看護師」です。
知識だけでなく、態度・価値観・判断力・表現力まで含めた実践力が必要とされているのです。
🟩どう育てていくの?〜育成の方法〜
新カリキュラムでは、以下の育成のしくみが導入されます。
育成方法 | 内容 |
---|---|
✅アウトカム設定 | 卒業時点の能力を明確化(目標が見える) |
✅ルーブリック評価 | 学生の力を段階ごとに評価 |
✅CBT・OSCE | 客観的に力を測る試験導入 |
✅臨地実習の再構築 | 実際に「できる」ことを実習で可視化 |
✅教員育成の強化 | 指導力・実践力のある教育者を育てる |
🔻まとめ:これからの看護教育は「実践力」重視!
今回の改訂は、看護師としての本質的な力を育てるための、教育の大きな転換点です。
今後は「知っている」だけでなく、「できる」「伝えられる」看護師の育成が求められます。
教育者として、現場で働く看護師として、看護学生として、私たち一人ひとりがこの変化を受け止め、未来の看護をともに創っていきましょう。
今日もゆるーりとね💕