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こんな方におすすめ
- ACPって何か具体的に知りたい
- ACPとADの違いを知りたい
- 具体的にどのようにACPに取り組めばよいのかわからない
目次
アドバンスケアプランニングという言葉をご存知でしょうか。
アドバンスケアプランニング(ACP)とは
アドバンスケアプランニング(ACP)は、将来の医療やケアについて事前に話し合い、計画を立てておくプロセスです。
ACPは、患者自身の価値観や希望を尊重し、終末期や重大な健康状態の変化があった際に、患者の意思に基づいた医療・ケアが提供されることを目的としています。
最近のアドバンスケアプランニングの重要性
近年、医療技術の進歩により、私たちはさまざまな治療法を選択できるようになりました。
しかし、その一方で、どのような治療を望むかを事前に話し合っておかないと、急な病状の悪化や事故により、自分の意志が反映されないまま治療が進んでしまうことがあります。
このような事態を避けるため、アドバンスケアプランニング(ACP)の重要性が増しています。
ACPは、本人が将来どのような医療やケアを受けたいかを家族や医療者と話し合い、計画を立てておくプロセスです。
これにより、突然の病状変化や意識を失った場合でも、本人の意志に基づいた医療が提供される可能性が高まります。
ACPは、医療提供者だけでなく、家族や友人を含めた多職種チームで行われることが推奨されます。
ACPの実施によって、患者が意識を失ったり意思決定ができなくなった場合でも、患者の希望に沿った医療が提供される可能性が高まります。
ACPが役立ったケース
たとえば、ある70代の女性がACPを通じて、自分が重い病気にかかった際にどのような医療を望むかを家族と事前に話し合い、書面に残しておきました。
数年後、その女性が脳卒中で倒れ、意識を失いましたが、彼女の家族は彼女の意志を尊重し、本人が望んでいた緩和ケアを選択することができました。
このように、ACPは患者の意志を守り、家族にも安心感を与える手助けをします。
また、別の例では、末期がんの患者が自分の最期を病院ではなく自宅で過ごしたいと希望し、ACPを通じてその意志を明確にしました。
その結果、彼は家族と共に穏やかな時間を過ごしながら自宅で最期を迎えることができました。
日本においては、人生の最期の話を事前にしておくという習慣がなく
むしろ、生前にそのようなことを口にするのは「縁起でもない」といわれてきました。
しかし、時代は変わりました。
この多様性の時代にいおいては、最期まで自分らしく、自分の意志を貫いて、思い描いた最期を迎えることは当たり前になりつつあります。
ぜひこの機会にACPについて考え、普段から意識してほしいと思います。
アドバンスディレクティブ(AD)とは
アドバンスディレクティブ(AD)は、ACPの一部であり、将来の医療について具体的な指示を文書にして残すことを指します。
ADには、延命措置の希望や、特定の医療行為に対する同意・拒否、代理決定者の指定などが含まれます。
ADは法的拘束力を持つ場合があり、ACPの結果として文書化されることが多いです。
DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)延命治療中止とは
DNARは、「蘇生措置を行わない」という意思決定を表す指示で、特に心肺停止時の蘇生(CPR)の実施を拒否することに焦点を当てています。
DNARは、ADの一部として含まれることがあり、患者が望まない医療行為を明確に拒否するために利用されます。
ACPとAD、DNARの違い
ACPは、全体的な意思決定プロセスであり、継続的な話し合いを通じて将来の医療やケアについて計画を立てるものです。
一方、ADはACPの一部であり、具体的な指示を文書に残すことを指します。
DNARは、特に蘇生措置に関する意思決定であり、ACPやADの中で言及されることがありますが、その範囲は蘇生措置に限定されます。
まとめ
ACPは、患者の価値観や希望を尊重し、意思決定を支える重要なプロセスです。
ADやDNARも重要ですが、これらはACPの一部であり、具体的な指示や意思決定を文書化する手段です。
ACPを通じて、患者と家族が納得のいく医療を受けるための準備ができることが目指されています。
今日もゆるーりとね💕