こんにちは。このブログの管理者
ゆるーりすと のぴまゆです。
このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。
それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- 配置換えを控えている看護師
- 配置換えに悩んでいる看護師
- キャリアアップを考えている看護師
- 配置換えを指示する立場の看護師管理職
1. はじめに
もうすぐ3月。4月は人事異動の季節ですよね。
異動の打診が看護部長からあった、なんて方もいるのでないでしょうか。
病棟の配置換え。
これは看護師にとって避けて通れない問題のひとつです。
「今の部署に慣れてきたのに、また新しい環境?」
「また人間関係を一から築かないといけない…」
「新しい科では勉強し直し?」
と、不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、なぜ配置換えというシステムが存在するのでしょうか?
それには、職場の組織運営において欠かせない役割があるからです。
また、個人にとってもスキルアップやキャリアの成長につながる側面があります。
実際に私は、医療センター時代に10回近くの配置換えを経験しました。

耳鼻科・皮膚科・泌尿科混合病棟 1年
消化器内科・整形外科病棟 2年
外科・整形外科外来、中央処置室 2年
循環器科病棟 1年
内科外来 1年
産婦人科・小児病棟 4年
耳鼻科・皮膚科・泌尿器科・麻酔科病棟 4年 (副師長昇任)
産婦人科・小児病棟 2か月(副師長)
外来・地域連携室 4年 (副師長)
手術室、ICU、透析、脳外科以外はほぼ経験できたといえるでしょう。
最初は戸惑いもありましたが、そのたびに得るものがありました。
今では適応能力、コミュニケーションスキル、ジェネラリストとしての知識・技術など、大きな財産となっています。
今回は、病棟の配置換えにどう向き合うべきか、そしてどのように成長のチャンスに変えていくのかをお伝えします。
2. 病棟の配置換えの目的
病棟の異動は、単に「人員調整」のためだけではなく、組織としての成長や運営のために必要不可欠なものです。
主な目的は以下のようなものがあります。
① 組織のバランスを取るため
病院は一つのチームです。
看護師のスキルや経験の偏りをなくし、どの病棟でも安定したケアを提供できるようにするために配置換えが行われます。
② 多様なスキルを持つ看護師を育成するため
一つの病棟に長くいると、その分野の知識やスキルは深まりますが、それ以外の領域の経験が不足しがちです。
異動することで、幅広い看護スキルを習得し、ジェネラリストとしての力をつけることができます。
③ 看護師の成長とキャリアアップのため
同じ病棟での業務に慣れてしまうと、挑戦する機会が減ってしまいます。
異動することで、新たな学びが生まれ、スキルアップにつながります。
-
-
急性期看護師がケアマネ資格を取得した理由とは?在宅視点の重要性を体験談から解説
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方におすすめ ケ ...
続きを見る
3. 配置換えによる不安と向き合う
配置換えに伴う主な不安は以下の3つではないでしょうか?
① 環境の変化がストレス
慣れた環境から離れることは、大きなストレスになります。
しかし、異動は自分の世界を広げるチャンス。
新しい環境での経験は、今後のキャリアに大いに役立ちます。
② 人間関係がゼロからのスタート
新しい職場での人間関係は不安のひとつです。
ただ、最初のコミュニケーションを意識することで、円滑な関係を築くことができます。
👉 対策:「最初の3ヶ月は挨拶と聞き役に徹する」「相手の名前を覚える努力をする」
③ 新しい知識・技術を学ぶのが大変
新しい病棟では、これまでの経験とは違うスキルが求められることもあります。
ですが、これを乗り越えた先には「どこでも通用する看護師」としての成長が待っています。
👉 対策:「わからないことを素直に聞く」「学ぶことを楽しむ姿勢を持つ」
4. 私が10回以上の配置換えで得たもの
私は医療センター時代に10回近くの配置換えを経験しました。
女性の場合は出産、育児など自分のキャリアに影響を与えるようなライフイベントが多くあります。
産前休暇、育児休暇などの度に配置換えを余儀なくされるわけです。
最初は戸惑いもありましたが、そのおかげで以下のようなスキルを得ることができました。
① 適応能力の向上
どんな環境にも対応できる柔軟性が身につきました。
新しい環境に適応する力は、どの職場でも役立ちます。
② コミュニケーションスキルの向上
新しい人間関係を築くことに慣れ、人との接し方が格段に上手くなりました。
③ ジェネラリストとしての成長
さまざまな科を経験することで、幅広い知識と技術を身につけました。
これにより、「どの病棟でも通用する看護師」になれました。
④ キャリアの幅が広がる
多様な経験を積むことで、看護師としての選択肢が増えました。
例えば、「専門看護師や認定看護師を目指す」「教育や指導の道に進む」など、新たな道が開けます。
私の場合は実習指導者、教育者としてのスキル、そして管理者としての基礎を学びました。
-
-
実習指導者とは?~実習指導者になる方法や醍醐味を解説します~
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方におすすめ 看 ...
続きを見る
-
-
看護管理者認定ファーストレベルとは? 取得方法とメリットを徹底解説
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方におすすめ 管 ...
続きを見る
後に私は看護教員の資格を得て働くことになります。
-
-
看護教員になるには~教員へのキャリアシフト~
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方 ...
続きを見る
つまり、配置換えをネガティブにとらえるか、ポジティブにとらえるかによってその後のモチベーションが変わってきます。
結局、すべては自分次第なのです。
どんな出来事も、自分にプラスにできるかできないかは自分の物事のとらえ方によるといえるのではないでしょうか。
5. 配置換えを前向きに捉えるために
異動は決して「嫌なこと」ではなく、「成長のチャンス」だと捉えることが大切です。
✔ ポイント1:最初の3ヶ月は適応期間と割り切る。
最初から完璧にこなそうとせず、焦らずに慣れていくことが大切です。
✔ ポイント2:不安なことは周りに相談する 。
新しい職場では、積極的に質問し、周囲の協力を得ることが大事です。
✔ ポイント3:自分の強みを活かす 。
これまでの経験を活かせる部分を見つけ、自信を持って仕事をしましょう。
6. まとめ
病棟の配置換えは不安要素が多いものの、看護師としての成長につながる貴重な経験です。
私自身、10回近くのの異動を経験し、適応力・コミュニケーション力・ジェネラリストとしてのスキルを得ました。
異動をネガティブに捉えず、「新しい経験ができる」「キャリアの幅が広がる」と考えることで、前向きに取り組むことができます。
異動は大変ですが、成長のチャンス。
ぜひ新しい環境を楽しみながら、自分のスキルアップにつなげてください!
今日もゆるーりとね💕