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目次
採点除外問題に関する反省と前向きな提案
2月に終わり、3月に合格発表を終えた看護師国家試験
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3月22日は看護師国家試験合格発表日
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今年の看護師国家試験では、必修問題6問が採点対象から除外されるという異例の事態が発生しました。
これは、受験者にとっても、試験の整合性を保つ上で大きな課題となります。
厚生労働省が公表した合格発表によると、全体の合格率は87.8%で、新卒者は93.2%となっており、採点除外が一定の影響を与えたことが想像されます。
除外問題の概要
今回除外された問題は、その内容が必修問題としての適切さに欠けるものや、問題自体に不備があったためです。
例えば、午前の臨床研究倫理の問題や、午後のストレッチャー使用方法の図示問題が含まれています。
これらの問題は、実際に受験者が正解を出しても採点から外れる、あるいは間違えてもペナルティがないという措置が取られました。
第113回看護師国家試験の合格基準
必修問題及び一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とし、
次の①~②の全てを満たす者を合格とする。
① 必修問題 40点以上/ 49点
但し、必修問題の一部を採点対象から除外された受験者に
あっては、下表のとおりとする。
必修問題の総点数 必修問題の得点
48点 39点以上
47点 38点以上
46点 37点以上
45点又は44点 36点以上
② 一般問題
状況設定問題 158点以上/250点
厚生労働省が示す不適切問題6問!
https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2024/siken03_04_05/about.html
問題の根本原因
試験問題が採点除外される根本的な原因は、問題作成の過程での見落としや誤解を招く表現があったことにあります。
また、試験の必修問題としての適切性についての基準が明確でなかった、
あるいはその基準に適合していない問題が含まれてしまったことも考えられます。
改善策の提案
試験問題の見直しと基準の明確化
試験問題の作成過程で、より厳密なレビュー体制を設けることが必要です。
また、必修問題の適切性に関する基準を明確にし、それに基づいた問題作成を徹底することが求められます。
シミュレーションを通じた事前チェック
実際に受験者が試験を受ける前に、問題のシミュレーションテストを行い、その適切性を確認するシステムを導入することで、事前に問題点を洗い出すことが可能です。
オープンフィードバックシステムの導入
受験者や教育関係者からのフィードバックを積極的に取り入れ、問題作成プロセスに反映させることで、より現場に即した適切な問題を作成することができます。
まとめ
採点除外となった問題についての適切な対応は、公正な試験運営のために不可欠です。
問題作成の精度を高め、受験者が公平な環境で能力を発揮できるようにするための改善策を、今後も継続的に推進していくべきです。
これにより、看護師としての専門性と質の向上を図り、医療現場での役割を果たしていくことができるようになります。
頑張っている看護学生さんを応援します。
今日もゆるーりとね💕