ゆるーりすと のぴまゆです。
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それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- これから看護研究に取り組む方
- 看護研究に苦手意識のある方
- 簡単に看護研究の方法、進め方を知りたい方
今回は、看護研究における重要な倫理的配慮の概要についてお話しますね。
目次
1. 情報の透明性と同意
研究に参加する前に、参加者に研究の目的、方法、期待される利益、潜在的なリスク、プライバシーの保護、およびデータの取り扱いについて十分な情報を提供し、明示的な同意を得ることが必要です。これを研究同意書といいます。
このプロセスは、参加者が情報に基づいた意思決定を行えるようにするために重要です。
2. プライバシーと機密性の保護
参加者のプライバシーと個人情報の機密性を保護するための措置を講じることは、看護研究において最も重要な倫理的配慮の一つです。
研究データは慎重に取り扱われ、アクセスは必要最低限の研究チームメンバーに限定されるべきです。
3. 利益の衝突の管理
研究者は、個人的、財政的、または職業的利益が研究結果に影響を与える可能性がある場合、これらの利益の衝突を明らかにし、適切に管理する責任があります。
透明性は信頼性を高める上で重要です。
4. 参加者へのリスクと利益のバランス
研究は、参加者に対して適切なリスクと利益のバランスを保つよう設計されるべきです。
不必要なリスクは避けられるべきであり、研究の潜在的な利益はそのリスクを上回るべきです。
またリスクについては、参加者に説明がなされなくてはいけません。
5. 脆弱な集団への特別な配慮
子供や認知障害を持つ人々など、脆弱な集団に対する研究では、特別な保護措置が必要です。
これには、代理同意の利用や、参加に際しての追加的な支援や保護措置の提供が含まれます。
被験者、研究対象者が研究に参加するのは、あくまでも自分の意見で決めなくてはいけません。
たとえば学生が先生から言われたから、とか看護スタッフが師長に言われたから、といった
参加へのプレッシャーがかからないように配慮しなくてはなりません。
6. 文化的感受性と多様性の尊重
研究設計と実施は、参加者の文化的背景や個人的価値観を尊重し、これらの要素が研究結果に与える影響を考慮する必要があります。
7. 倫理的承認の取得
研究計画は、適切な倫理審査委員会や研究倫理委員会による承認を受けるべきです。
このプロセスは、提案された研究が倫理的基準に従っていることを保証します。
まとめ
看護研究における倫理的配慮は、参加者の尊厳と権利を守り、信頼性の高い研究成果を生み出すための基礎を形成します。
これらの原則を厳守することは、研究者の責任であり、看護職の倫理規範の中心にあります。
頑張っている看護師さん、看護学生さんを応援します
今日もゆるーりとね💕