卒業式で語られた3つの約束とは？未来へ羽ばたくあなたへ

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未来へ羽ばたくあなたへ 〜卒業式の感動を胸に〜

今日は、三女の高校の卒業式でした。
厳かな空気の中、生徒たちが晴れやかな表情で旅立っていきました。

卒業式というのは、学びの集大成であり、新たな一歩を踏み出す特別な瞬間です。
私は教員という立場でも看護学校の学生の旅立ちの日に何度も立ち会ってきました。

何度経験しても卒業というのは、人生においてとても意味あるイベントであると感じています。

私は、そんな晴れの日に立ち会えたことを心から嬉しく思います。

生徒から家族へのメッセージ

卒業式は、学生のためだけでなく、その成長を支えてきた親や家族にとっても特別な日です。
先迎えやお弁当作り、夜遅くまで勉強を見守ってきた日々——その積み重ねが今日という日に続いています。
式の後、最後のホームルームが行われました。
その感謝を生徒はひとりひとりホームルームで家族に伝えていました。

「ここまでよく頑張ったね」
「大人になってからも成長していく姿が誇らしい」

そんな想いを抱きながら、子どもたちの旅立ちを見送る親御さんの姿が印象的でした。

今日の卒業式は、家族にとっても新たな人生の節目です。
これからの未来が、卒業生だけでなく、その家族にとっても幸せなものとなるよう願いました。

担任の先生からのメッセージ

ホームルームの最後に担任の先生が語った言葉がとても印象的でした。

「本当に大切な人とは、お互いに尊敬し合える関係です。そして、人生で大切にしてほしい3つの約束があります。」

①お金の貸し借りをしない。人間関係は信用の上に成り立っています。お金が絡むことで、信頼が揺らぐこともあります。
②相手を優先する思いやりを持つことで、人間関係は豊かになります。
③でも、優先しすぎない。自分を犠牲にしてまで相手に尽くすのではなく、バランスを大切にすること。

この言葉を聞いたとき、私はアドラーの言葉を思い出しました。
「生徒たちと『ひとりの友人』として向きあうべき」だと。
まさに担任の先生はこの言葉通り、教育者として、生徒たちにメッセージを伝えたかったのだと感じました。

共同体感覚を育む場

アドラー心理学では、「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」と語られています。
一方で、「すべての悩みは対人関係にある」とも言われます。
この二つの言葉の間にあるものこそ、今日のホームルームで語られた“本当に大切な人との関係”なのではないでしょうか。

【アドラーの教え】 嫌われる勇気、幸せになる勇気 2冊セット

「われわれは交友において、他者の目で見て、他者の目で開き、他者の心で感じることを学ぶ」

これはまさに、共同体感覚を育むこと。
生徒たちは、学校生活を通してこの感覚を少しずつ掘り起こしてきたのだと思います。
相手を信頼すること。信頼するには、信頼する自分が揺るがないことが前提です。
つまり自己信頼に成り立つ他者信頼。
このような経験をして人間として成長し、自立していくのでしょう。

未来へのエール

卒業式は終わりではなく、新たなスタートです。
今日ここに巣立った学生たちが、これからどんな人生を歩んでいくのか
——それは、彼ら自身の手で築かれていきます。

大切な人を大切にすること。お互いを尊敬し合うこと。
そして、人生の中で何が本当に重要なのかを見失わないこと。
この学び舎で培ったものが、未来へと続く道を照らしてくれるはずです。

卒業、おめでとう。

若き力にエールを送ります。

今日もゆるーりとね💕