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こんな方におすすめ
- パーシイの看護理論に興味がある
- パーシイの看護理論をサクッと理解したい
目次
1.はじめに
看護現場では、患者の治療への闘い方や信念が大きく異なることがあります。私が注目したのは、ある特定の患者のケースです。
彼女は自分の治療について強い意見を持ち、医師にもきちんとの考えを伝え、治療のコントロールを試みました。
彼女は信じる民間療法を取り入れ、その結果、驚くべきことに一時退院するまで症状が軽快したのです。
彼女の信念には何があるのかを探すうちに、私はパースイの看護理論に出会いました。
この記事では、パースイの看護理論を紹介し、患者の生き方や信念を尊重した看護の在り方について解説します。
2.パースイの看護理論の基本概念
パースイの看護理論は、従来の看護理論とは異なり、人間科学に基づいた新しい視点を提唱しています。
この理論は、看護師が患者の体験を尊重し、その選択に寄り添うことを大切にする点が特徴です。
本記事では、このパースイの看護理論をベースに、看護実践における新しいアプローチを解説します。
パースイの看護理論は、「人間」と「健康」を中心に据えています。
人間は、個々の経験や選択価値のある生を送り、環境や周囲と常に関わりながら進化し続けていく存在です。
健康とは、純粋な身体的な状態を超え、個人が選択した生き方や、その中で感じる生活の質を感じます。
看護師の目標は、患者の「生きられた体験」を尊重し、生命と生活の質を高めていくことにあります。
具体的には、以下のようなものが「生きられた体験」に含まれます。
病気や障害に対する個人の感じ方や受け止め方
痛みや覚悟、回復過程での感情や思考
の人生や健康に関する価値観、信念
他者との関係や社会との関わりの中での経験
喜びや不安、不安などの感情的な体験
3.実存主義の現象理論
パースイは、人間科学に基づく看護理論をマーサ・E.ロジャーズ(Martha E.Rogers)の「統一体としての人間の科学」と「実存主義的現象学」の考え方や概念をもとに、独自に開発したものです。
パースイの看護理論は、「実存主義的現象学」の理念に基づいて、人間生成理論を提唱したものです。
志向性:人間は常に目的を持ち、価値ある生を選択する存在です。
主体性:人間は自らの意思で選択し、その選択によって自分の生を生きます。
相互構成:人間は万物とともに生成され、他者や環境とともに進化していきます。
共存:過去、現在、未来の人々とともに生きるという考えです。
状況判断された自由:人間は選択自由を持ちながら、状況に応じて行動します。
これらの理念を理解することで、看護師は患者の選択や経験を尊重しながらケアを提供することができます。
4.人間生成理論の3つの主題とその逆説性
パースイの人間生成理論は、3つの主題ではありません。
それぞれの主題は「意味」「リズム性」「ともに超越すること」であり、人間の経験や成長の多面的な要素を捉えています。
意味
「意味」とは、多次元的な意味の構成です。
人間は、経験や価値観を反映させながら、次の3つのプロセスを通じて意味を大切にします。
イメージすること:反省的かつ前反省的に、明瞭でありながら黙った事象を知覚すること。
価値づけること:個人の世界観について考える、自分の信念や価値観を確認または再評価すること。
言語化すること:話したり沈黙したり、行動したり静止すること、価値を見出したイメージを表現すること。
リズム性
「リズム性」は、リズミカルなパターンを共通で創造することを考えます。
この主題は、以下の3つの側面を含んでいます。
知識的−隠蔽的:傷つけることと隠すことを同時に行うプロセス。
促進的−限定的:すべての選択には機会と邪魔が起こらないことを認識し、その両方を受け入れながら生きること。
結合的−分離的:他者の考えや目的が共存しながらも、時に離れていることを理解すること。
ともに超越すること
「ともに超越すること」とは、変化の過程を踏まえた方法を生み出す力を持つことです。
これも3つの要素に分かれます。
力を考えること:存在することを意識し、その過程を是認または非是認する力を持つこと。
創生すること:生きることに対して確信や不信を調和させ、新しい方法を生み出すこと。
進化すること:想定のあること、想定のないことを見直し、慎重に新たな変化を共に創り出すこと。
5.人間生成理論の応用:看護実践における重要な視点
パースイの理論に基づく看護実践では、看護師の役割は「真に一緒あること」です。
具体的には、患者に何かをしてあげるのではなく、患者が自らの選択や体験を通じて健康を見出す過程をサポートすることです。
例えば、今回の事例のように、末期患者の看護に関して、看護師は患者が自分の人生の終末をどう生きたいか、その選択に寄り添います。
看護師が主体的に決断するのではなく、患者が感じる生命と生活の質を尊重し、共にその過程を歩むのです。
6.まとめ
パースイの理論から学ぶ看護師のあり方を考えます。
パースイの看護理論は、従来の看護の限界を超えて、看護師が患者に真に寄り添い、その人の選択を尊重することを強調しています。
多様性の社会の中で、より個別的な医療、看護の提供が求められていくことは避けられません。
このアプローチは、患者の主体性を高め、健康看護師は、患者の生き方や体験に耳を傾け、そのプロセスに共に寄り添い、より良いケアを提供できるのではないでしょうか。
パーシイの看護理論は現代社会にマッチし、今後も活用されていくと思われます。
今日もゆるーりとね💕