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ゆるーりすと のぴまゆです。
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- こころの仕組みについて知りたい
- 看護師に必要なカウンセリングの知識を得たい
目次
はじめに
こんにちは、看護師ブロガーののぴまゆです。
このシリーズでは、カウンセリングの基礎を学んだ実践指導者講習会の内容を紹介しています。
今回は、第2講「カウンセリングとは ~その基本概念~」についてまとめました。
カウンセリングの本質や、クライエントとカウンセラーの関係、基本的な考え方を学びました。
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看護師向けカウンセリング入門①心の仕組みと心理療法の基礎知識
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1.カウンセリングとは
アメリカの心理学者ロジャースは「すべての人間は本来的に成長への衝動を内包している」と述べています。
これは人間が自己治癒力を持ち、適切な支援によって自己成長できるという考え方に基づいています。
カウンセリングの目的は、クライエント自身が自己治癒力や自己成長力を発揮できるようにサポートすることです。
カウンセラーは、クライエントが自ら立ち上がる過程を支える役割を担っています。
カウンセリングと一般的な考え方の違い
クライエント主役:常にクライエントに焦点を当て、カウンセラーは支援役。
例)植物が育つ過程で必要な「添え木」のような役割。
カウンセラーの役割
クライアントの話 整理・統合する。
問題解決のために情報を提供するが、解決策はクライエント自身が行う。
2.カウンセリングの目的
カウンセリングの主な目的は以下の3点です:
自己探求の促進
自分の本質や感情を深く理解する手を助ける。
正しい理解と行動への自己関与自分
自身を正しく受け入れ、変化するきっかけを提供する。
行動の変化
クライエントが新しい行動を起こすための支援。
3.カウンセラーの基本的な態度
カウンセリングは、構造化されたプロセスの中で行われます。
カウンセリングの構造設定
時間:セッションの開始と終了時間を明確にする。
場所:プライバシーが守られ、安心できる環境を選びます。
現実と非現実:カウンセリングで練習したことが現実で考えるようにする。
限界設定:カウンセリングの範囲やルールを明確にする。
お金:料金を設定することで責任感が伴います。
4.カウンセリングの基本事項
カウンセリングを効果的に行うためには、以下の継続が必要です。
① 促進的段階
共感:クライエントの感情に寄り添う。
尊敬する:クライエントの価値観を尊重する。
思いやり:暖かく包み込むような態度。
② 移行段階
具体性: 苦痛な表現を避け、具体的な話をする。
純粋性:素直で正直な態度を認める。
自己開示:必要に応じて自分の経験を共有する。
③ 行動段階
決断化:問題に真正面から向き合う。
即時性:その場での感情や状況を活用する。
5.カウンセラー自身の自己理解
カウンセリングを行うためには、カウンセラー自身が自己避難が必要があります。講義では以下の方法が紹介されました。
ジョハリの窓
ジョセフ・リフトとハリー・イングラムが提唱した自己理解のモデルです。
自分の知らない部分を発見するためのツールとして活用されます。
交流分析とエコグラム
エリック・バーンが提唱した理論で、人の心以下の5つの要素に分け、それぞれの特徴を理解します。
CP(父性):厳しくて規律的な面。
NP(母性):優しく世話する面。
A(大人): 論理的・客観的な面。
FC(自由な子ども):創造的で自由な面。
AC(順応する子ども):環境に適応する面。
まとめ
第2講では、カウンセリングの本質とカウンセラーの役割、そして効果的なカウンセリングを行うための基本概念を学びました。
特に「クライエント主役」という考え方は、看護現場でも重要なヒントを与えてくれるはずです。
次回は、第3講「カウンセリングのリスニング技術」について解説しますので、どうぞお楽しみに!
今日もゆるーりとね💕