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こんな方におすすめ
- 実習指導にあたり評価に悩みがある
- 実習評価について知りたい
目次
はじめに:看護学実習評価のポイントと課題
看護教育における実習評価は、学生が学習目標をどの程度達成したかを確認し、教育の質を向上させるための重要なツールです。
しかし、評価が万能ではないことを前提に、常に改善を重ねることが求められます。
以下に、看護学実習評価の概要、重要な視点、課題について詳しく解説します。
1. 実習評価の基本形態
実習評価は、以下のような形態に分かれます:
1)評価の目的
・診断的評価:実習開始前の準備状況を把握
・形成的評価:実習中の進捗を確認し、フィードバックを提供
・総括的評価:実習終了後の成果を総合的に評価
・外在的評価:カリキュラムや教育システム全体を検討
2)評価の主体
・教師、学習者本人、教育行政当局など、多様な関係者が関わる。
・自己評価、他者評価、相互評価のバランスが重要。
2. 看護学実習評価の具体的手法
実習評価では、学生の学びの質を多角的に把握するため、以下のような多様な手法が用いられます:
1) 評価方法
・観察:学生の行動を観察し、逸話記録やチェックリスト、評定尺度を活用。
・記述式課題:実習記録やレポートを通じて学習内容を深める。
・カンファレンス:学生と教員、実習施設のスタッフが意見を交換。
・自己評価:学生が自身の学習を振り返り、自己成長を実感。
2) 到達目標の行動目標化
実習の目的は抽象的なままでは評価が困難です。
行動目標を具体的に設定し、達成状況を明確にすることが求められます。
3. 実習評価における課題と解決策
1) 評価の課題
・評価しやすい項目:測定可能で、概念が単純なもの。
・評価しにくい項目:要因が複雑で、主観が大きく影響するもの。
・評価基準の明確化:学生の到達目標に基づき、評価基準を一貫性のある形で設ける必要があります。
2) 実習施設との連携
・学生の準備状況:実習前の授業内容やスキル習得状況を施設側に共有。
・指導要項の共有:施設と教員が実習目標を一致させることで、評価の一貫性を確保。
・教員の調整能力:臨床側と教員側が協力し、一方的な評価を避ける。
4. 教育評価を整理するための視点
評価を整理する際には、以下の視点が重要です:
・クオリティ・アシュアランス:最低ラインを越えているか確認。
・クオリティ・エンハンスメント:達成基準を超えたさらなる向上を目指す。
・インプット・プロセス・アウトプットの視点:教育内容、授業方法、学習成果のそれぞれを評価。
5. 今後の課題と展望
実習評価を効果的に活用するためには、以下の課題解決が必要です。
1)評価表の見直し
実習目標と評価基準を再検討し、現場に適応した形に改良する。
2)フィードバックの充実
学生が評価を通じて次の学びへつなげられるよう、具体的なフィードバックを提供。
3)教員の研修
評価スキルの向上と、施設との円滑な連携を目指す。
終わりに
看護学実習評価は、学生の成長を支える重要なプロセスです。
教員や施設との連携を深めながら、学生が現場で必要な能力を身につけられるよう、評価方法の工夫と改善を続けていきましょう。
今日もゆるーりとね💕