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前回の記事で看護師のバーンアウトについてお話しました。
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目次
看護師のバーンアウト:原因、影響、そして対処法
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今回は自身のバーンアウト経験から私の考えを記事にします。
看護師から教育者への転身
看護師としてのキャリアは、私にとって23年間の長い旅でした。
この期間、私は数え切れないほどの患者さんとその家族のサポートを行い、多くの喜びと挑戦に直面しました。
しかし、中間管理職となり、地域連携室の運営を任されて邁進する中で、医師と患者の間で入退院の調整を行う役割は、私にとって過去最大の試練となりました。
この時期の経験が、私のキャリアパスを大きく変えるきっかけとなったのです。
理不尽な思いとの闘い
看護師としての私の役割は、医療チームと患者の間でのコミュニケーションの橋渡しでした。
入退院の調整は、単にロジスティックの問題ではなく、患者さんとその家族の生活に直接影響を与える重要なプロセスです。
しかし、この重責はしばしば理不尽な圧力にさらされました。
期待は常に高く、リソースは限られており、時には医師や患者からの不満を一身に受けることもありました。
バーンアウトへの道
日々のストレスが積み重なり、自己疑念と疲労が増大しました。
私は仕事の意義を見失い、看護師としての情熱を燃やし尽くしてしまったのです。
この時期、私は「どうしようもない」という感情にしばしば襲われました。
仕事への情熱が消え失せ、自分のキャリアに対しても希望を見出せなくなっていました。
この時すでに退職という言葉が私の頭をよぎっていました。
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転機~教育への道を選択~
しかし、この困難な時期が私に新たな道を示してくれました。
以前から興味のあった教育の分野に目を向けるようになります。
以前、一緒に働いた先輩看護師から教育者への転身を持ち掛けられたのです。
そして私は、看護師から教育者への転身を決意しました。
看護教育への移行は、私にとって新たな挑戦であり、同時に新しい情熱を見出す機会でもありました。
新たな使命感
看護教員として、私は学生さんに臨床現場のリアリティと、それに伴う精神的な負担に備える方法を教えることができました。
私のバーンアウト経験は、学生さんにとって重要な学びの一部となりました。
私は学生さんに、自己ケアの重要性と、困難な時期を乗り越えるレジリエンスの構築方法を伝えることができ、
新たな使命感を持つことで、自分を取り戻すことができました。
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アドラー心理学との出会い~教員になってからの転機~
看護師から教育者への転身は、私のキャリアにおける新しい章の始まりでした。
しかし、新たな役割においても、学生との関係性を深め、教育の質を高めることに対する私の探求は続きました。
この探求の中で、私はアドラー心理学という貴重な思想に出会いました。
特に、岸見一郎と古賀史健による「嫌われる勇気」と「しあわせになる勇気」という二冊の本は、私にとって大きな影響を与えることとなりました。
「嫌われる勇気」で学んだこと
「嫌われる勇気」を通じて、私は自分自身と他者との関係性を見直すことになりました。
アドラー心理学の中心的な概念の一つである「共同体感覚」は、教室内でのコミュニティを築く上で非常に役立ちました。
私たちは互いに支え合い、成長するために存在しているというこの考え方は、学生さんらが協力し合い、お互いを高め合う環境を作るのに欠かせないものでした。
私が教授する在宅看護論においても基盤となるような考え方でした。
また、この本は私に「勇気」の重要性を教えてくれました。
自分の選択を恐れずに、時には他者からの評価を気にせずに、正しいと信じる道を歩む勇気。
これは、自分自身だけでなく、学生さんにも伝えたい価値観となりました。
「しあわせになる勇気」から得た教訓
「しあわせになる勇気」では、アドラーの思想をさらに深く掘り下げ、自分自身との向き合い方、人生をどのように生きるかという問いに対して、具体的な答えを探求しました。
この本から、私は「人生の課題」としての仕事、人間関係、そして自分自身との関係について考えさせられました。
特に印象的だったのは、幸せになるためには結局、他者への貢献が欠かせないという点です。
これは、看護師としての経験とも深く共鳴しました。自分だけでなく、他者の幸福を願うこと。
それが真の幸せに繋がるというアドラーの教えは、教育者としての私のアプローチに大きな影響を与えました。
しかし、それは他人の課題と自分の課題を区別する思考が身につくということが前提であるということにも気づいたのです。
アドラー心理学との出会いがもたらした変化
アドラー心理学との出会いは、教員としての私のアプローチに大きな変化をもたらしました。
学生さん一人ひとりの能力を信じ、学生さんらが自己実現を達成するためのサポートをすることの重要性を再認識しました。
また、教室内でのコミュニケーションの在り方や、学生さんらが直面する課題へのアプローチ方法にも、より配慮深いものになりました。
最終的に、アドラー心理学は、私が教育者としてだけでなく、一人の人間として成長するための貴重な指針を提供してくれました。
学生さんたちとの関係性を築く中で、「嫌われる勇気」と「しあわせになる勇気」で学んだ原則を実践することは、
学生さん自身と他者との健全な関係を築くのを助けるだけでなく、学生さんらの自己受容と自己肯定感を高める手助けとなりました。
私の授業では、アドラー心理学の教えを取り入れることで、学生さんらが自分の内面と向き合い、自己実現への道を模索する場を提供するよう努めていました。
私たちが直面する多くの問題は、人間関係の中で生じるものです。
アドラーの思想を通じて、私は学生さんらに、人間関係を改善し、より充実した人生を送るためのスキルを身につけてもらいたいと願って接してきました。
23年の臨床経験を振りかえって
さらに、この心理学との出会いは、自分自身の人生においても重要な変化をもたらしました。
自分自身との向き合い方、人生の目的に対する考え方が変わり、より積極的に自分の人生をデザインするようになりました。
思えば、あの紋々とした地域連携室勤務時代の心の軋轢も他人の課題と自分の課題を明確にできなかったことが原因であったのだと、今は割り切ることができます。
しかし、当時の私にはその思考はありませんでした。そして悲劇のヒロインになりきっていたのです。
自分でどうしようもならないことをくよくよ考え、落ち込む毎日を送っていました。
他人をコントロールすることなど決してできはしないのに。
もう一度臨床に戻ってみようという気持ちが芽生える
アドラー心理学との出会いは、私にとって新たな視点をもたらし、看護師としての経験に加え、教育者としての役割を深めることを可能にしました。
そんな私にふつふつとわきあげてきた気持ち、それはもう一度臨床に戻ってみたいというものでした。
そして私は、一歩前に踏み出しました。
アドラーの教えを実践して、臨床で適応できるか、自分を試す旅に出たのです。
このように、アドラー心理学は、一度バーンアウトした私が再び臨床に戻るきっかけをくれました。
転職エージェントでしたら、知人のコネクションを頼らずに情報収集でき、自分にあった就職先を選択できると思ったからです。
最終的に面接の設定、就職まですべてサポートいただき、結果、現在に至っています。
今も臨床で指導職として活躍しています。
まとめ
私のバーンアウト経験は、私にとって深い苦痛でしたが、同時に新たなキャリアパスへの扉を開くきっかけとなりました。
看護師から教育者への転身は、私にとって再発見の旅でした。
今日、私は看護師としての経験全てを価値あるものとして受け入れています。
今思えば、それらは私が教育者として持つ深い理解と共感の基礎を築いたのです。
看護師から教育者への転身は、私にとって一つの終わりではなく、新しい始まりでした。
この経験を通じて、私は自己成長の可能性を再確認し、より広い視野を持つことができました。
私のこの経験が、同じように困難に直面している看護師さんにとって、希望の光になればと思い記事を書きました。
どんな状況でも、新しい道は常に存在します。重要なのは、自分自身の幸福と健康を最優先に考え、時には勇敢に変化を受け入れることです。
私たちは皆、自分のキャリアや人生において様々な道を歩みますが、それぞれの経験は私たちを形作り、成長させてくれます。
私の話が、看護師としてのキャリアにおいて挑戦や困難に直面している人々に、勇気を与えることができれば幸いです。
未来は明るく、可能性に満ち溢れています。自分自身と他者を信じ、前進し続けましょう。
頑張っている看護師さん、看護学生さんを応援します
今日もゆるーりとね💕