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ゆるーりすと のぴまゆです。
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それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- ケアリングについて知りたい方
- ケアリングと看護についての関連性を知りたい方
ケアリングと看護
のぴまゆが「ケアリング」という言葉と出会い、それを意識しながら看護し始めて早22年。
実は看護論も、人間関係論からケアリングへと時代とともに変化していった経緯があります。
①ナイチンゲール:環境論
②ヒルデガード・ペプロウ:人間関係論
③ヘンダーソン:ニーズ論
④ドロセア・オレム:セルフケア理論
⑤ジョイス・トラベルミー:人間関係論
⑥カリタス・ロイ:適応論
⑦ジーン・ワトソン:ケアリング論
⑧パトリシア・ベナー:新人からエキスパートへ
ケアリングとは何か?
ケアリングと一言にいっても、様々な哲学者や理論家が述べています。
ケアリングの意味
ドロレス・ガウト
①注意を向けること、関心を持つこと
②何かに対する責任、あるいは何かを養うこと
③好意、好むこと、アタッチメント
ノディングス
①心的な受動的作用、または専心没頭の状態
②重荷や心配ごとにかかわる→気にかけている、関わりがある、関心がある
③世話する→十分な注意が払われている
一般社会におけるケアリング論
①哲学的側面から
ミルトン・メイヤロフ:「ケアの本質」(1971)
②フェミニスト理論の側面から
キャロル・キリガン:「もう一ひとつの声」(1982)
ネル・ノディングス:「ケアリング~倫理と道徳の教育~女性の視点から」(1984)
ヘルク・クーゼ:「ケアリング~看護婦・女性・倫理」
看護におけるケアリング
ケアリングが注目された背景
①高度経済・技術社会の中でQOLが問われるようになりました。
②高度技術の中で看護としての患者とのかかわりに疑問があがりました。能率的な看護過程の中で忘れ去られているものがあるのではないかと気づいたのです。
③フェミニズムの影響があります。不可視性はないかという疑問があがりました。
④看護診断への疑問
⑤看護理論と看護実践を結びつける概念としてのケアリング理論が看護実践に取り上げられました。
ケアリングという概念を小活すると
・ケアリングは相互の関係で成立します。
・看護の本質からしてケアリングは中心的要素となります。
・ケアリングは自然な、または意識的な心の状態を、言葉や態度や行為で相手に示すものです。
まとめ
今回はケアリングについて、私が受講した実習指導者講習会の資料をもとにお話しました。
ケアリングを受ける立場から考えると、その人の持つ基本的人間存在・尊厳が守られることです。
ケアリングを実践されれば、患者の権利や利益が守られるはずです。
患者に寄り添うとは、このケアリングの実践に他ならないと思うのです。
一人でも多くの看護師がこのケアリングを理解し、プロフェッショナルな意識をもって実践していけるとよいなと思います。
今日もゆるーりとね💕