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看護管理の人間関係で疲弊?50代師長が見つけた「ゆるーり解決」3つの知恵

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  • 看護師長・主任など看護管理者として悩んでいる方
  • これから看護管理職を目指している看護師
  • スタッフとの関わり方や病棟運営に悩んでいる方
  • リーダーシップやマネジメントを学びたい医療従事者
  • 現場経験を管理にどう生かせばよいか考えている看護師

あなたは看護管理に興味がありますか?

看護管理という言葉を聞くと、多くの看護師さんが「なんだか難しそう」「人間関係が大変そう」と感じるのではないでしょうか。

私自身も、師長になりたての頃は、スタッフとの距離感、意見の食い違い、板挟みの毎日で、どうすればうまく立ち回れるのかわからず、一人で抱え込み、疲弊した時期がありました。

でも、50代になり、37年の看護師経験と6年の教員経験を経て、少しずつ「ゆるーり」と物事に対処する知恵が身についてきたように思います。

今日は、そんな私の失敗談と、そこから見つけた人間関係を円滑にするためのささやかな秘訣をお話しさせてくださいね。

看護管理は「正解」を探すより「寄り添う」ことから。私が直面した最初の壁

私が初めて管理職(副看護師長)になったのは、30代後半でした。

若くして任された責任感から、とにかく「完璧な副看護師長」になろうと必死だったことを覚えています。

あの頃の私は、どんなことにも「正しい答え」があると信じていました。

マニュアル通りの手順、模範的な態度、効率的な業務遂行。

もちろん、それは良いチームを作るためだと信じて疑いませんでした。

「正しい」を押し付けた新人時代と、そこから学んだこと

当時の私は、スタッフの意見を聞くよりも、自分の「正しい」と思う道を突き進みがちでした。

会議で意見が食い違えば、自分のロジックで相手を説き伏せようとする自分がいました。

でもそれもつらくなり、次第に管理職が負担に思えてくる日々。

私は「正しい」ことを追求したいという完璧主義の部分と嫌われたくないという葛藤。

次第に自分を好きになれず、自分で自分を責めるようになり。

一度バーンアウトを経験しました。

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完璧主義を手放して見えてきた「ゆるーり」の視点

教員の道に進んでから、私はアドラー心理学に出会いました。

そして完璧主義を手放したのです。

「こうあるべきだ」という完璧主義を手放すと、肩の力がふっと抜けるのがわかりました。

人間関係も業務も、すべてを100点満点にしようとしない。

70点でも、60点でも、みんなが安心して働けるならそれでいい、と「ゆるーり」構えることができたのです。

すると不思議なことに、学生の方から「先生の授業おもしろい。」と声をかけてくれることが増えました。

私が完璧でいようとすればするほど閉ざされていたコミュニケーションが、私が弱みを見せたことで開かれたように感じています。

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「なんで伝わらないの?」人間関係のモヤモヤを解消する3つの知恵

人間関係の悩みは、いつの時代も、どの職場でも尽きないものですね。

「どうして私の言いたいことが伝わらないのだろう」「あの人は何を考えているんだろう」と、頭を抱えることも少なくないと思います。

私が長年の経験で「これなら少し楽になるかも」と感じた、3つの知恵をご紹介させてください。

知恵1:相手の「言いたいこと」の裏側を想像する練習

人は言葉で全てを伝えているわけではありません。特に感情が絡む場面では、言葉の裏に隠された本音や不安、期待があるものです。

例えば、スタッフが「この業務は非効率です」と言ってきたとします。

そのまま受け取れば、単なる不満に聞こえるかもしれません。

でも、「もしかしたら、もっと患者さんと向き合う時間を増やしたいのかもしれない」「本当は疲れていて、少しでも負担を減らしたいのかもしれない」と、一歩踏み込んで想像してみるのです。

相手の言葉の裏にある「本当の気持ち」に意識を向けることで、表面的な対立ではなく、より深い理解へと繋がっていきます。

すぐに答えが出なくても、この「想像する」という行為自体が、信頼関係を築く第一歩になることを、私は身をもって体験してきました。


看護管理 2026年5月号 職場の「不公平感」とどう向き合うか―納得感・信頼感・自律性を育むフェア・マネジメント

のぴまゆ流「裏側を想像する」練習:

  • 相手の言葉を、まずは「ただ受け止める」ことから始める。すぐに反論しない。
  • 「なぜそう言ったのだろう?」と、相手の立場になって考えてみる。
  • 「もし私が同じ状況だったら、どう感じるだろう?」と自分に問いかける。

知恵2:私が実践した「報告・連絡・相談」の心理的ハードルを下げる工夫

「報・連・相」は基本中の基本ですが、管理職になってから、これが意外と難しいと感じるようになりました。

特に、スタッフが「言いにくいこと」を抱え込んでいるとき、どうすれば相談しやすい雰囲気を作れるのか、頭を悩ませました。

私が実践したのは、自分から積極的に「雑談」を仕掛けることでした。仕事と関係ない、本当にたわいもない話です。

今日の天気や趣味のこと、休日の過ごし方など、プライベートな話で心を解きほぐす時間を意識的に作りました。

そうすることで、心理的な距離が縮まり、いざという時に「師長に話してみようかな」と思ってもらえる空気感が生まれることを実感したのです。

日頃からコミュニケーションの「預金」を増やすようなイメージですね。

知恵3:感情の整理は「ひとりの時間」に。私を救った夜の習慣

管理職は、板挟みになることが日常茶飯事です。

上からの指示と現場の状況、スタッフ間の意見の対立など、様々な感情が渦巻く中で、自分の感情をどう処理するかは、とても大切な課題でした。

私の場合は、夜、一人になってから、その日にあった出来事を日記のように書き出すことが心の整理に繋がりました。

誰にも見せないメモなので、思ったことをそのまま、正直に書き綴るのです。

「〇〇さんのあの言葉に傷ついた」「△△の件で、どうすればよかったのだろう」といった、普段は表に出さない感情を文字にすることで、客観的に自分を見つめ直し、感情に飲み込まれずにいられるようになりました。

これは、今でも私にとって大切な「心のメンテナンス」の時間です。

完璧じゃなくていい。私の「弱さ」がチームを強くした

看護管理の道は、本当に山あり谷ありでした。

でも、その中で一番の収穫は、「完璧なリーダーでなくていい」と心から思えるようになったことです。

むしろ、自分の弱さや不完全さを認めることが、周りの人たちを巻き込み、チームを強くすると知りました。

「師長だから完璧」という幻想から解き放たれるまで

私もかつては、「師長たるもの、主任たるもの、常に冷静沈着で、何でも知っていて、どんな問題も解決できなければならない」という幻想に縛られていました。

でも、そんな私を救ってくれたのは、やはり周りのスタッフの存在でした。

ある困難な状況に直面した時、私が「正直、どうすればいいか…」と弱音を吐くと、一人のスタッフが「主任、私たちも一緒に考えますよ」と言ってくれたのです。

その言葉に、私は肩の荷が下りると同時に、目頭が熱くなりました。

「師長、主任だから完璧」という重荷を下ろしたとき、私は初めて、心からチームを信頼し、頼ることができるようになりました。

そして、スタッフもまた、私を「一人の人間」として受け入れ、支えてくれるようになったのです。

頼ることで育む、チームとの新しい信頼関係

私は今、必要があれば迷わずスタッフに協力を求めます。

「これ、どうしたらいいと思う?」「力を貸してくれないかな?」と、自分の意見を押し付けるのではなく、問いかける姿勢を大切にしています。

すると、スタッフ一人ひとりが自分の得意なことを活かし、自律的に動いてくれるようになりました。

私が弱みを見せたことで、彼らは「自分たちもチームの一員として貢献できる」という実感を得てくれたのかもしれません。

頼り頼られる関係性が築けたことで、チーム全体に一体感が生まれ、以前よりもずっと風通しの良い、働きやすい職場になったと確信しています。

完璧を目指すのではなく、人間味あふれる「ゆるーり」とした師長像が、結果的にチームを強くしてくれたのです。

 


看護管理 2026年4月号 看護管理者のための心身ケア―ポリヴェーガル理論を活かしたストレスケアと心理的安全性の保ち方

ゆるーりすとナースの私が、今あなたに伝えたいこと

看護管理の道に足を踏み入れたばかりの方も、ベテランの域に達している方も、人間関係の悩みは尽きないことでしょう。

でも、どうか一人で抱え込まないでください。

私がここまでやってこられたのは、決して器用だったからでも、特別な才能があったからでもありません。

ただ、不器用ながらも「どうしたらもっと良くなるだろう?」と考え続け、時には立ち止まり、周りの助けを借りながら、一歩ずつ進んできたからです。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、今のあなたができることから「ゆるーり」と始めてみること。

そして、自分の感情に正直になり、周りの人たちの言葉の裏側にある「本当の気持ち」に耳を傾ける練習をしてみることです。

私は50代になり、ますます自分の人生を「ゆるーり」と、そして心豊かに歩んでいきたいと思っています。

私がお伝えした経験談が、あなたの看護管理の道のりを少しでも明るくするヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。

この考え方や失敗談に、少しでも共感していただけたなら、きっとあなたともっと深いお話ができる気がしています。

私のこれまでの道のりや、これから見据えている未来についても、もしご興味があれば、ぜひ他の発信も覗いてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

のぴまゆ

看護師歴37年、現役看護師長。看護学校での教員経験6年を経て、現在は看護研究や国家試験対策、終末期・緩和ケアの教育支援に情熱を注いでいます。54歳で一念発起し、働きながら看護学の学士を取得。25冊のKindle出版実績を持つ『伝えるプロ』でもあります。4人の子の母、4人の孫の祖母としての顔も持ち、多忙な日々の中でも理想のキャリアを掴み取る方法を、あなたの隣で全力で応援します!

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