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ゆるーりすと のぴまゆです。
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それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- 技術チェックリストの意味を「根拠」と「患者への配慮」と結びつけて理解したい人
- 日々の技術練習の中で「これで本当にいいのかな?」と不安を感じている人
- 学生に技術教育をするときに「3領域」を軸に指導するヒントを得たい人
目次
看護技術の習得のための3つの領域
看護技術を学ぶとき、多くの学生さんは「正しいやり方を覚えること」に意識が集中します。
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看護技術習得の3領域を導尿で学ぶ!認知・精神運動・情意を統合したチェックリスト付き解説
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たとえば導尿なら、「どうやってカテーテルを入れるか」という手順に目がいきがちです。
けれども、看護技術は 手順をなぞるだけでは完成しません。
それを支えるのが、認知領域・精神運動領域・情意領域 の3つです。
この3つが揃って初めて「看護技術を習得した」と言えるのです。
3つの領域がそろうことで生まれる“看護”の力
認知領域:知識を持つこと
解剖学や生理学の理解がなければ、安全に導尿を行うことはできません。
知識があるからこそ、尿道の構造や感染のリスクを考えた行為につながります。
精神・運動領域:正しく実践すること
いくら知識を持っていても、実際にカテーテルを操作する手が震えていては患者さんを傷つけてしまいます。
繰り返し練習を重ねることで、体が正しい動きを覚え、安定した技術となります。
情意領域:思いやりをもつこと
患者さんに「今から管をいれますね。少し気持ちわるいかもしれません。がんばりましょう。」と声をかける。
羞恥心に配慮してカーテンを閉める。
これらは知識や技術だけでは生まれません。相手を思う心があるからこそ行えるケアです。
一つでも欠けたら「ケア」にならない
たとえば、
知識があっても技術が伴わなければ「危険」
技術があっても知識がなければ「根拠のない作業」
知識と技術が揃っても、思いやりがなければ「苦痛を与える処置」
どれも「看護」ではなくなってしまいます。
3つの領域がそろったときに初めて、患者に寄り添う看護技術が完成する のです。
学生や新人が成長するとき
私が指導していて印象に残っているのは、演習室での練習の場面です。
最初はぎこちなかった学生も、知識を確認しながらモデル人形を使って繰り返し練習し、少しずつ自信をもって動作できるようになっていきます。
そして臨地実習では、実際の処置を観察したり、看護師と一緒に準備や補助を行う中で「患者さんにどう声をかけるか」「どんな体位が安楽か」を考え始めます。
その瞬間、知識と技術に“患者を思う心”が結びつき、看護の理解が一段深まった と感じます。
看護の醍醐味とは
看護技術の習得は、単なる「やり方を覚えること」ではありません。
知識に裏づけられた技術に、患者さんを思う心を重ね合わせる――この積み重ねが、看護師としての成長につながります。
そして、それこそが看護の醍醐味。
「人をケアする」という看護の本質は、3つの領域がそろったときに初めて形になるのです。
✏️ まとめ
看護技術の習得=3領域(認知・精神運動・情意)の統合。
これが看護師としての誇りであり、学び続ける原動力になります。
今あなたに問いかけます。
学生のみなさん、あなたが今、練習している技術の中で「知識・技術・思いやり」が結びつく瞬間はどんなときでしょうか?
現場で働く看護師さん、新人時代を振り返って、“ようやく看護技術を身につけた”と感じた出来事はありましたか?
今一度自分の看護技術を振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。
今日もゆるーりとね💕