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こんな方におすすめ
- ケアマネ取得をしようか悩んでいる
- ケアマネ取得のメリットを知りたい
目次
はじめに
つい先日、看護師の友人がケアマネージャー(介護支援専門員)の試験に合格しました。
その知らせを聞いたとき、私が初めてこの資格を取得しようと決意した時のことを、ふと思い出しました。
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【2024年最新版】看護師さん必見!ケアマネ試験に合格した看護師さんに聞いた!勉強法と合格の秘訣
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私は急性期病院で看護師として働いていたとき、患者さんとの関わりの中で「在宅の視点」を持つ重要性を痛感した経験があります。
その経験が、私にとってケアマネ資格取得を目指す大きなきっかけとなりました。
今回の記事では、私がケアマネ資格を取得するに至った背景と急性期看護の現場で在宅の視点をどのように活かすことができるかを、実際のエピソードを交えながらお伝えしたいと思います。
ケアマネ資格取得を検討している方や、急性期看護における在宅支援の視点に関心をお持ちの方の参考になれば幸いです。
実際のエピソード:50歳代 男性患者 Aさんとの出会い
Aさんは、左口腔底腫瘍で腫瘍の切除、頸部郭清術、口腔再建術(前腕皮弁)を受けた方でした。
10時間にも及ぶ大手術を乗り越えた後、順調に回復し、ADL(日常生活動作)も拡大していく中で、Aさんもご家族もスタッフに感謝の言葉をたくさんかけてくださる姿が印象的でした。
しかし、退院が現実味を帯びてくるにつれ、Aさんの態度が変化していきました。
ADLは回復したものの、構音障害や摂食困難があり、なかなか 思うようには克服できませんでした。
50代という働き盛りのAさんが社会復帰するには、到底満足できる状態ではないと本人が自覚していったのです。
そして、試験外泊を繰り返した後、医師とのやり取りでこんな言葉が返ってきました。
「自信っていっても、いつまでこの状態が続くのか。これよりよくならないなら、自分は障害者じゃないか。」
この言葉に込められた、Aさんの絶望感や孤独、社会復帰への不安はとても深いものでした。
「在宅の視点」の重要性に気づいた瞬間
Aさんが退院に向けて語った本音に、私ははっとさせられました。
「先生も誰も『命が助かった、食べられるようになった』って言うけど、それでも以前とは全然違う。これはなった者しかわからない苦痛だ。」
この言葉から、患者さんが病院では感じなかった「在宅での生活」の厳しさや不安が見えてきました。
医療従事者が「命が助かったこと」「機能が回復したこと」を喜ぶ一方で、患者自身が向き合うのは「社会の中でどう生きるか」という課題でした。
退院後の生活をリアルに想像し、そこで直面する困難を共に考えなければ、患者を看護することはできない。
急性期病院での看護だけでは限界があると、この時強く感じました。
ケアマネ資格取得を目指した理由
この経験から、私は在宅ケアに必要な視点を学びたいと考え、ケアマネ資格の取得を目指しました。
在宅支援のプロセスを学ぶことで、急性期の看護でも 以下のような新たな視点を持つことができると感じたからです。
患者と家族が在宅生活に向けて抱える心理的・社会的課題を理解する力
地域包括ケアシステムを活用し、患者を社会の中で支える力
退院後の生活を見据えた看護計画を立てる力
資格取得を通じて、看護の幅が広がり、患者さんにより寄り添えるようになりました。
急性期看護における「在宅の視点」を持つことの意義
急性期病院の看護師として働く中で、患者の退院後の生活や在宅での困難を想像しながらケアを提供することは、患者のQOL(生活の質)向上に直結します。
ケアマネの資格取得は、退院支援だけでなく、急性期看護そのものを豊かにしてくれるものです。
患者さんの全人的なケアを目指すためには、在宅の視点を持つことが欠かせないと、私はAさんとの関わりを通じて深く学びました。
まとめ
今回の経験から、「急性期看護の中に在宅の視点を取り入れる重要性」を強く感じ、ケアマネ資格を取得した経緯をお伝えしました。
この資格は急性期看護師としてのスキルを補完し、患者さんやそのご家族の支援に新たな視点を加えるきっかけとなりました。
急性期で働く看護師の皆さんも、ぜひ在宅の視点を意識しながら看護を展開してみてください。
それが、患者さんの本当の笑顔を引き出す力になるはずです。
今日もゆるーりとね💕