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こんな方におすすめ
- 紙上事例演習に苦手意識がある看護学生
- 論理的な文章を書くのが難しいと感じている学生
- 添削されるたびに「何が悪いのかわからない」と感じる人
はじめに
こんにちは。看護師として現場で働きながら、学び直しを経て看護学の学士を取得したのぴまゆです。
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【シリーズ】看護学の学士の学位取得への道~独立行政法人 大学改革支援 学位授与機構~
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私は今、ヘンダーソンの看護過程の展開の紙上事例演習課題の添削指導に関わっています。
この紙上事例演習課題というのはいわゆるペイパーペイシェントにより看護過程の展開で、通信制の看護学校においては病院実習同様の大切な学習です。
そして実際に患者を受け持ったときにこの思考過程の訓練が役に立つのです。
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准看護師が通信制で看護師資格を取得するためのステップとメリット~働きながら夢をかなえる方法~
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看護学生さん必見!ヘンダーソンの看護過程の展開について詳しく説明します!
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そんな学生さんの課題を読んでいていつも思うのは、「惜しい!」ということ。
努力は伝わるのに、文章が論点を外していたり、何を伝えたいのかが不明確だったりして、減点対象になってしまうケースが少なくありません。
今回は、紙上事例演習課題に取り組む際に気をつけてほしい「記述の方法」について、具体的にお伝えします。
1.問いに正しく答えよう
✔「何を聞かれているか」に焦点を当てることが第一歩
紙上事例演習課題は、必ず設問に意図があります。
紙上事例演習課題にはそれぞれの用紙があります。例えば「データベース用紙」「情報の分析解釈用紙」「看護計画用紙」
それぞれの書き方は、学校で記載例があり、先生より説明があっていると思うのですが、混同している学生さんが多いことに気づきます。
たとえば「充足・未充足の判断」が求められているところで、「原因」や「援助方法」を答えても評価されません。
逆に、この学生は、頭の中で情報が整理されていないなと判断されるのです。
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看護過程がうまく展開できない理由は“順序ミス”?飲食のニードから学ぶ、情報分析・解釈の基本
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👉 まずは問いのキーワードに下線を引いて、「求められていること」に対してだけ書く癖をつけましょう。
2.順序性を守る
✔情報整理には順番が命!
「充足・未充足の判断」→「看護問題の特定」→「原因・誘因の分析」→「援助方法の立案」
この順序を守らずに記述すると、読み手には論理の筋が通って見えません。
📌たとえば、「原因・誘因を述べる」ところで、いきなり「~してもらうよう援助する」と援助方法を書いてしまっている例をよく見ます。
「成り行き」や「援助の方向性」は原因誘因が特定できてから考えることです。
思考過程がわかるように記述すること、それにより添削指導者にもその考えが伝わります。
ここが混乱していることで、減点の対象になることもあります。
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看護過程の展開で重要なのは順序と原因・誘因の視点!~飲食のニードに潜む看護問題を読み解く~
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3.主語・述語を明確にする
✔「誰が・どうした」が曖昧な文章は伝わらない
たとえば、
×「○○であるため支援が必要である」
→ これは誰が何を必要としているのかがわかりにくい表現です。
○「患者は、○○という状態にあるため、××という支援が必要である」
→ このように主語を明確にするだけで伝わりやすくなります。
看護計画においても、上記の法則を守って、具体的に丁寧に記述することが重要です。
というのも、看護計画は個別性が問われるものだからです。
たとえば足浴一つにしても、看護師が行うのか、患者が行うのか、どのようように行うのか。
患者の家族がいれば、一緒に指導する機会を設けるかなど、対応は様々ですよね。
その患者の性格や家族背景、今までの病状経過からどのような方法が効果的なのか考えて計画を立てます。
そうしなければ、通り一遍の標準看護計画と同じになってしまうからです。
看護学生に求めているのは、患者ひとりひとりに合ったケアを行っていく力なのです。
4.結論を先に書く
✔文章の冒頭で何を主張したいかを明示すること
たとえば、
「この患者は『飲食のニード』が未充足である。」
と最初にバシッと書いて、そのあとに理由を書く。これが読み手にとって親切な文章です。
もしくは患者の情報と解釈を先に書いたとしても、文章の最後には「よって○○のニードは未充足である」と言い切ることです。
特に感じるのは原因・誘因のところです。
ここはまず結論である「原因・誘因」を述べます。
問題リストがあるのですから、患者の状態が問題リストの、どの項目にあてはまるのかを考えるだけでいいのですから とてもシンプルな作業です。
そして、その理由を述べる。
これなら添削指導者はその状態が項目に適しているのか、その根拠となる解釈や分析が見合っているかを査定するので評価ができます。
5.一文を長くしすぎない
✔1文1メッセージを意識してみよう
紙上事例演習課題では、情報が多い分、一文が長くなりがちです。
読み手が途中で迷子にならないよう、「1文につき1つの主張」に区切ることを意識しましょう。
文章を短くすることで、文章を書いている本人も、頭の中の思考が整理ができるものです。
まとめ
文章力は、練習で必ず上達します。
私自身、大学で学び直したことで、「伝える力」の重要性を実感しました。
添削する側としても、努力して書いたことは伝わってきます。
だからこそ、伝わらない文章に「もったいない!」と思うのです。
あなたの頑張りが、しっかりと評価されるように。
今回のポイントを意識して、伝わる事例課題を目指しましょう!
今日もゆるーりとね💕