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ゆるーりすと のぴまゆです。
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それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- 看護師だってつらいのに・・と思っている
- 患者の前では泣いてはいけないと思っている
はじめに
看護の現場では、毎日多くの患者さんと接し、その心に寄り添うことが求められます。
しかし、看護師自身の感情については、おざなりになっていないでしょうか?
『感情と看護』という本は、看護師がどのように自分の感情を冷静に認識し、患者と関わっていくかについて詳しく書いてあります。
感情が看護に影響を与えていることと、その感情を効果的に扱うことの重要性を深く掘り下げてある一冊です。
本の概要
著者は長年看護師として働き、感情と患者ケアの密接な関係について研究を重ねてきました。
本書では、看護師が感情を持つことがどのように患者の状態やケアの質に影響を与えるかについて解説しています。
『感情と看護』は、看護師が感情を隠さずに冷静に、扱うことの大切さを教えてくれる本です。
看護師が自分の感情を正しく認識し、表現し、患者とのつながりを強めることで、ケアの質が向上するという筆者の主張は、看護の現場で活用できる内容です。
印象に残ったこと
この本を手に取ったきっかけは、35歳の時に実習指導者講習会でファシリテーターとして訴えていた看護部長からの推薦でした。
彼女はとても信頼できる上司で、『看護師だって人間。感情を持っている。だから患者さんの前で泣いてもいいんだよ』と教えてくれた人です。
その言葉を聞いたとき、私は看護師としての感情の在り方について深く考えましたさせられました。
『感情と看護』という本を読んで、私は自分の経験を何度も思い出しました。
中でも特にされる思い出のは、手術後のケアにほんのときのことです。
手術では事前にいろいろなリスクを説明し、患者さんから同意を得ますが、そのリスクが現実となってしまったときのことでした。
医療者も完璧ではありませんし、いろいろな原因が重なり、恐れていたリスクが現実のものとなり、術後に生じてしまいました。
意図しない状態が生じたときも、医療者は改善に向かうようにケアを続けること。
しかしそれは、患者にとっても看護師にとってストレスとなります。
そんな時、ひたすらケアする看護師にその患者さんはこう言ったのです。
『看護師さんは私の太陽です。』
その瞬間、私は思わず涙が溢れてしまいました。
夜勤で患者さんと一緒に泣いたこと、今でも覚えています。
この経験を育て、感情の共有が、どれだけ患者との関係性の構築に必要なことなのか実感し、看護師自身の成長につながると気づきました。
看護師としての感情をオープンにし、患者と向き合うことの大切さは、処置としての看護技術だけではなく、心のケアを提供することに繋がるのだと、この本は教えます。
逆に、著者が述べているように『看護師が自らの感情を冷静でないままケアを続けると、感情がケアの障害になることもある』ということです。
この言葉は、日々の気遣いで忙殺されている私たちへの警鐘とも言えます。
看護師自身も患者の環境の一部であるという自覚を持つこと、そして互いに影響し合う存在であること、それらの理解により看護師と患者の双方のストレスは軽減すると考えます。
まとめ
『感情と看護』は、看護師としての自己中心的、より豊かなケアを提供するための一冊です。
感情の扱い方に寄り添っている方、自己成長を目指す看護師の皆さんにぜひおすすめしたいと思います。
今日もゆるーりとね💕