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こんな方におすすめ
- 看護実習指導の評価に悩んでいる
- 評価のポイントが知りたい
目次
はじめに
看護実習は、学生が実践を通じて看護師として必要な知識や技術、態度を身につける重要な場です。
その中で、評価は学生の成長を促し、学びを深めるための重要なプロセスです。
本記事では、評価計画の条件と評価過程について詳しく解説します。
1. 評価計画の条件
評価計画を立てる際には、以下の3つの条件を満たすことが重要です。
① 学生に現実的な目標を提示する
学生が取り組むべき目標は、達成可能かつ現実的である必要があります。
過度に高い目標ではなく、学生の能力や実習環境を考慮した設定が求められます。
② 看護過程を反映させる
評価目標には、患者への看護実践がどのように看護過程を反映しているかを含める必要があります。
これにより、学生は看護過程の重要性を理解し、実践に活用する力を養えます。
③ 実践力の幅と深さを加える
評価目標には、単なる技術の習得だけでなく、看護の実践力の幅広い視点と深い理解を含めることが大切です。
例えば、患者の状態を観察し適切に対応する能力などが含まれます。
2. 評価過程:目標分析のステップ
評価過程は、以下の段階で進められます。
第1段階:指導目標ごとに評価目標を設定
評価目標を明確にするため、目標を以下のように分類します。
・中核目標:実習全体を通しての中心的な目標
・前提目標:既に学習済みの基礎内容
・基礎目標:新たに学ぶべき実習内容
・発展目標:基礎目標を応用して広げる内容
・体験目標:実習の中での具体的な体験を促す目標
・行動目標の4要素
行動目標は次の4要素で具体化します。
1)内容:目標に挙げる直接的な学習内容
2)行動:学生が行う具体的な行動を表現
3)条件:行動が期待される条件や場面
4)規準:行動の正確さや熟達度
評価目標の例:
「掻痒感のある患者の全身清拭を40分以内にできる」
・条件:患者の体調を考慮しながら
・内容:全身清拭を実施
・規準:40分以内
・行動:清拭を計画的かつ安全に行う
第2段階:重複の整理
評価目標間の重複を整理し、学生が効果的に学べるようにします。
第3段階:前提目標と基礎目標の分類
既習内容(前提目標)と新たに学ぶべき内容(基礎目標)を区別します。
例:「体位変換」はシーツ交換や洗髪を学び終えた学生にとっては前提目標となり、評価の対象外です。
第4段階:評価計画の立案
評価計画では、以下を考慮します。
1)評価の時期と評価者:実習の中間と終了時に評価を行う
2)評価用具の選定:目標に応じた適切な評価方法を選択
具体的な評価用具の例
・筆記試験:知識の確認
・観察法:行動チェックリストを活用
・論文試験:深い内省を促す
・学習記録・逸話記録:具体的な学びを記録
3. 実習指導の評価目標を成功に導くポイント
評価計画と目標分析を適切に行うことで、学生が看護過程を実践で理解し、主体的に取り組む力を育てることができます。
また、評価方法は学生の成長段階に合わせて選択し、実習を通して確実な学びを促進します。
まとめ
看護実習指導評価において、評価計画と目標設定は重要な役割を果たします。
明確な目標を設定し、計画的な評価を行うことで、学生が実践的な看護力を身につける機会を提供できます。
次回は、実習指導評価の具体的方法と新たな視点について解説します。
今日もゆるーりとね💕