こんにちは。このブログの管理者
ゆるーりすと のぴまゆです。
このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。
それではゆるーりとご覧ください。
目次
1. はじめに
看護師は、国家試験に合格して資格を得た職業でありながら、医師の指示に従うことが求められる立場にあるため、専門職としての自律性が十分に認められていないと感じることが少なくありません。
本記事では、この背景を探るとともに、最近増加している特定行為看護師や診療看護師の存在が、看護師の専門性と自律性にどのような影響を与えているかに焦点を当てます。
2. 専門職とは何か?
専門職とは、高度な専門知識や技術を持ち、その知識や技術を基に自律的に職務を遂行する職業のことを指します。
専門職にはいくつかの特徴があります。
1)高度な専門知識
専門職には、特定の分野において深い知識と技術が求められます。
これにより、その職業は他の職業と差別化され、高度な専門性が保証されます。
2)教育と訓練
専門職に就くためには、専門的な教育機関での学びと訓練が必要です。
多くの場合、国家資格や認定試験を通じて、その職業に必要な基準を満たしていることが証明されます。
3)自律性
専門職のもう一つの重要な特徴は、自律性です。つまり、自分の判断に基づいて職務を遂行し、その結果に対して責任を持つことが求められます。
医師や弁護士は、依頼者や患者に対して独自の専門的な判断を行い、その結果に対して責任を負います。
4)倫理規範
専門職には、その職業に特有の倫理規範が存在します。これは、専門的な知識や技術をどのように使うかという判断に対して、社会的な信頼を担保するものです。
例えば、医師には患者の生命を守る義務があり、弁護士には法と正義を守る責務があります。
看護師も、専門的な教育と訓練を受け、国家資格を取得しているため、理論上は専門職の条件を満たしています。
しかし、自律性に関しては、医師の指示のもとで働くという側面があるため、他の専門職と比べるとその評価に違いが生じるのが現状です。
3. 専門職と自律性の関係
専門職とは、高度な専門知識や技術を持ち、独自の判断に基づいて職務を遂行する職業を指します。
医師や弁護士などは自律的に仕事を進めることができる一方で、看護師は医師の指示のもとで働くことが法律で規定されているため、自律性が制限されている点が専門職としての評価に影響を与えています。
4. 看護師の自律性に対する制限
看護師が医師の指示のもとで業務を行う理由は、患者の安全を確保するために、診断や治療の責任を医師が負うという医療システムに由来しています。
このため、看護師の独立した判断が尊重されにくい現状があります。しかし、これが看護師の専門職としての地位が低く見られる要因の一つでもあります。
5. 特定行為看護師の登場と自律性の向上
最近では、看護師の特定行為という制度が導入され、看護師が医師の指示を待たずに、特定の診療行為を自律的に実施できるようになっています。
これにより、看護師がより高度な判断を行い、患者に対して即時の対応を行うことが可能になりました。
特定看護師とは、患者の状態に応じて、一定の範囲内で医療行為を実施できる資格を持った看護師で、例えば、薬剤の処方や一部の検査、治療行為を行うことが認められています。
6. 診療看護師の増加
さらに、診療看護師(Nurse Practitioner)の制度も日本で徐々に普及しつつあります。
診療看護師は、高度な医学的知識を持ち、医師と協働して診療行為を行う役割を担っています。
これにより、看護師はより専門的な判断を求められ、チーム医療の一環として重要な役割を果たすようになっています。
診療看護師とは、患者の診断や治療を医師とともに行う看護師で、医師の補助を超えて診療の現場で積極的に意思決定に関わる役割を担います。
7. 自律性の拡大がもたらす未来
特定行為看護師や診療看護師の増加により、看護師の専門性と自律性は着実に高まってきています。
これにより、看護師が単なる医師の補助者ではなく、医療チームの一員として独自の役割を果たす時代が訪れつつあります。
こうした動きが、看護師の専門職としての地位向上に繋がることが期待されています。
8. 結論
看護師が専門職とされない背景には、医師の指示のもとで働くという制約が大きく影響してきましたが、特定行為看護師や診療看護師の登場により、看護師の自律性が拡大しつつあります。
今後、看護師がより高度な専門職として認知されるためには、これらの新しい制度が広まり、社会全体が看護師の役割の重要性を再評価していくことが必要です。
今日もゆるーりとね💕