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こんな方におすすめ
- DVやモラハラなどの関係に悩んでいる女性
- 自立を目指して葛藤しているすべての女性
- アドラー心理学に興味がある人
- 医療・看護・福祉など、人と関わる仕事をしている人
- 人生や愛に悩むすべての人へ
目次
① はじめに:ドラマ『魔物』が問いかけた深層心理
DV、共依存、不倫、そして女性の自立…。
ドラマ『魔物』は、ただのサスペンスではありませんでした。
その物語は、アドラー心理学の視点で読み解くと、登場人物それぞれの「心の奥底にある願い」や「人生の選択」がより鮮明に浮かび上がります。
今回は、アドラーの理論をもとに、このドラマが私たちに投げかけたメッセージを紐解いていきたいと思います。
② 凍也という男に「他者を愛する技術」はなかった
アドラーは、愛とは「自立した二人が、対等な関係でともに成長していくこと」だと説いています。
しかし、DV加害者である凍也は、愛という名のもとに妻を支配し、依存し、コントロールしようとしました。
アドラーがいう「他者を愛する技術」が凍也にはなかった。
彼が求めていたのは「自分を満たす存在」であり、「対等なパートナー」ではなかったのです。
自分の価値を他者からの支配でしか感じられない。
それは、彼自身が誰からも“勇気づけ”られた経験のない、孤独な魂だったことを示しています。
凍也の心の根底にあるのは、深い劣等感だったのかもしれません。
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③ 妻・夏音の共依存と「課題の分離」
DVを受けながらも凍也から離れられなかった妻・夏音。
彼女は、自分の人生の“ハンドル”を凍也に委ねていました。
アドラー心理学では、「課題の分離」という考え方があります。
他者の感情や行動は、その人の課題であり、自分が背負うものではない。
しかし共依存の関係では、それが混同され、相手の感情を自分がなんとかしようと背負ってしまうのです。
夏音が最終的に凍也と決別する決断をしたのは、自分の人生の課題を“取り戻した”瞬間でした。
それが凍也の殺害という形になってしまったのは残念ですが。
しかし、そこに、彼女の真の自立を感じずにはいられません。
④ 弁護士・あやめの転機と「他者の人生への貢献」
順風満帆のキャリアを積んできた主人公・あやめ。
彼女はDV夫である凍也との禁断の恋に堕ち、自分自身の脆さと向き合います。
それはある意味、アドラーが言う「自分の限界と向き合う過程」でもありました。
最終的に弱さを知った彼女は、DVに苦しむ女性たちの支援という道を選びます。
他者の人生に貢献する——アドラーが重視する「共同体感覚」の芽生えが、そこには感じられました。
経験を無駄にせず、次の誰かのために生かす。
それは“傷を受けた人間”だからこそできる、強くしなやかな愛のかたちではないでしょうか。
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⑤ 最上という女性の「成功」と「孤独」
権力と頭脳を武器に、上昇志向を貫いた最上。
一見すると成功者に見える彼女も、深い孤独と常に戦っていました。
夫の自縛プレイという性癖を世間体のためひた隠しにしてきたのでしょうが、
最後はそれを暴露することで世間から共感を得る結果に。
凍也との対決で自ら階段を落ちるという自作自演で被害者を装います。
そんなしたたかな彼女は、再びのしあがったのです。
アドラーが「他者とのつながりこそが、人間の幸福の本質である」と言うように、どんな成功もつながりなき場所では空虚なものです。
最上の姿は、個人主義に偏りすぎたときに生まれる“光と影”を私たちに突きつけているようでした。
⑥ 看護師として、女性として思うこと
私は看護師として、また女性として、日々さまざまな人生の断片に触れています。
「愛されたい」「わかってほしい」と願いながら傷ついていく人もたくさん見てきました。
でもアドラーはこう言います。
「自分の人生は自分で決められる」と。
勇気を持って課題を分離し、他者を尊重しながらも自分の足で歩く。
それが、真の自立であり、他者とつながりながら幸せを築く道なのだと、改めて感じました。
⑦ まとめ:あなたは誰の人生を生きていますか?
ドラマ『魔物』が描いたのは、愛の名を借りた支配と、そこから抜け出そうとする人々の葛藤。
そして、それぞれが自分の人生を取り戻していく物語でした。
アドラーの視点でこのドラマを読み解くと、見えてくるのは「自立とは何か」「本当の愛とは何か」という普遍的な問い。
今、あなたが誰かに傷つけられていたり、自分を見失いそうになっていたとしたら、こう問いかけてみてください。
「私は、誰の課題を生きているのか?」
そして、勇気を出して、自分の人生の舵を握ってください。
あなたの人生を歩くのは、あなたしかいないのですから。
今日もゆるーりとね💕