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キャリアは人で決まる|看護師長が考える職場の人間関係と人を育てる管理者の役割

こんにちは。このブログの管理者

ゆるーりすと のぴまゆです。

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こんな方におすすめ

  • 職場の人間関係に悩んでいる看護師・医療従事者
  • スタッフの育成やマネジメントに悩む看護師長・主任
  • 自分に自信が持てず、新しいことへの挑戦をためらっている人
  • 心理的安全性のある職場づくりに関心がある人
  • アドラー心理学や自己効力感について考えたい人

最近、日経メディカルで読んだ記事が、私の心に深く刺さりました。

その記事の中に登場した言葉。

「良くも悪くもキャリアは人で決まる理由」

医師のキャリアについて語られた対談記事なのですが、私はこれを読んで、看護師の世界もまったく同じだと思ったのです。

というより、今まさに職場の人間関係について考えることが多い私にとって、あまりにもタイムリーな内容でした。

看護師として37年以上働き、現在は看護師長という立場にいる私。

これまで多くの人と出会い、支えられ、時には人間関係に悩みながら仕事を続けてきました。

そして今、改めて思うのです。

どんな人と一緒に働くか。

それは、その人の仕事人生を左右するほど大切なことなのではないか。

「キャリアは人で決まる」という言葉

今回紹介したいのは、日経メディカルに掲載された鈴木裕介先生と志水太郎先生の対談記事です。

その中で鈴木先生は、キャリア選択において大切なのは、一緒に働く人だと語っています。

特に印象に残ったのは、自己効力感を高めてくれる人のそばにいることで、人は成長できるという考え方でした。

反対に、自分の力を信じられなくなるような環境に長くいると、挑戦する意欲さえ失ってしまうことがある。

これは医師だけの話ではありません。

看護師にも、そしてあらゆる職業にも通じることだと思います。

どれほど能力があっても、周囲から否定され続ければ、自信を失ってしまう。

一方で、

「あなたならできるよ」

「やってみたら?」

「失敗しても大丈夫。一緒に考えよう」

そんな言葉をかけてくれる人がいるだけで、人は一歩を踏み出せることがあります。

人の可能性を広げるのも人。狭めてしまうのも、また人なのです。

職場の人間関係は、なぜこんなにも難しいのだろう

私は以前から、アドラー心理学の考え方を大切にしています。

アドラーの有名な言葉に、

「すべての悩みは対人関係の悩みである」

というものがあります。

看護師として働いていると、本当にその通りだと感じる場面が少なくありません。

仕事そのものが大変なのはもちろんです。

患者さんの命を預かる責任もあります。

しかし、それ以上に心を疲弊させるのが、職場の人間関係であることもあるのです。

人と人が集まれば、考え方も価値観も違います。

仕事に対する姿勢も違えば、得意なことも苦手なことも違う。

それ自体は、決して悪いことではありません。

むしろ私は、さまざまな個性を持つ人が協働することにこそ、組織の強さがあると思っています。

ただ、そこに比較や嫉妬、思い込み、決めつけが入り込むと、関係性は難しくなります。

誰かの言動が気になったり、自分と他人を比べて不公平だと感じたり。

それも人間だからこそ生じる感情なのでしょう。

けれど、その感情によって誰かの居場所が失われたり、真面目に働く人が萎縮したりするような職場にはしたくない。

これは、私が管理者として大切にしたい信念です。


部下をもったらいちばん最初に読む本

人は「よい人」に出会うことで変わる

今回の記事では、キャリアの早い段階で、よい影響を与えてくれる人と出会うことの重要性も語られていました。

私自身、長い看護師人生を振り返ると、忘れられない先輩や上司がいます。

その人たちとの出会いが、今の自分の考え方や仕事への向き合い方に影響しているのだと思います。

そして、よい出会いは若い頃だけのものではありません。

何歳になっても、人は人から学び、成長することができます。

自分を認めてくれる人。

自分にはない視点を与えてくれる人。

間違っているときには、きちんと指摘してくれる人。

そして何より、一緒にいることで「自分も頑張ってみよう」と思える人。

そんな人との出会いは、人生の財産だと思うのです。

反対に、人の欠点ばかりを探したり、他人をおとしめることで自分の立場を守ろうとしたりする関係の中では、人はなかなか成長できません。

だからこそ、誰と働くか、どんな人間関係の中に身を置くかは、とても重要なのだと感じました。

看護管理者として考えた「よい打席を回す」ということ

今回の記事には、もう一つ心に残った話があります。

それが、成長の機会を与えることを「打席を回す」と表現していたことです。

能力があるのに、自分に自信がなく、挑戦できない人がいる。

そんな人には、小さなステップを用意し、成功体験を積めるように支援することが大切だと語られていました。

私はこの部分を読んで、看護師長としての自分の役割を考えました。

看護師には、さまざまな人がいます。

積極的に発言する人もいれば、控えめな人もいる。

自分から新しい仕事に挑戦する人もいれば、失敗を恐れて一歩を踏み出せない人もいます。

けれど、声が大きい人が能力の高い人とは限りません。

目立たなくても、患者さんに丁寧に向き合い、黙々と仕事を続けている人がいます。

そんな人のよさを見つけ、認め、成長の機会をつくること。

それも管理者の大切な仕事なのではないでしょうか。

そして、打席に立つことを強制するのではなく、その人の準備や希望に合わせて挑戦を支えることも大切です。

誰か一人に光を当てるのではなく、一人ひとりが自分らしく力を発揮できる場所をつくりたい。

今の私は、そんなことを考えています。

「幸せそうに働いている人」のそばにいたい

今回の記事で、もう一つ考えさせられたのが、

「幸せそうな人に付いていきなさい」

というアドバイスでした。

これは本当に印象的でした。

私たち看護師は、患者さんの幸せや、その人らしい生活を支える仕事をしています。

でも、支える側の看護師自身はどうでしょうか。

疲れ果てていないでしょうか。

自分を犠牲にすることが当たり前になっていないでしょうか。

職場に行くことがつらくなっていないでしょうか。

もちろん、いつも笑顔で、いつも前向きに働けるわけではありません。

つらい日もあれば、落ち込む日もあります。

それでも、仕事の中にやりがいや喜びを感じられること。

一緒に働く仲間を信頼できること。

困ったときには助けを求められること。

そんな職場であれば、人はもう少し安心して働けるのではないかと思います。

そして私は、管理者として、スタッフにとってそんな環境をつくれる人でありたい。

管理者自身が疲弊し、余裕を失ってしまえば、スタッフを支えることも難しくなります。

だからこそ、自分自身の心の健康も大切にしなければならないのでしょう。


嫌われる勇気

「この人と働けてよかった」と思ってもらえる管理者になりたい

私は、看護師長になったからといって、急に人間として成長できたわけではありません。

迷うこともあります。

判断に自信が持てないこともあります。

人間関係の難しさに、心が折れそうになることだってあります。

それでも、譲れない思いがあります。

一人ひとりのスタッフを大切にしたい。

真面目に働いている人が、不必要に傷つくことのない職場にしたい。

誰かの発言力の強さによって、他の人の声がかき消されることのないようにしたい。

そして、誰もが安心して自分の意見を伝えられる、心理的安全性のある職場をつくりたい。

もちろん、すべての希望をかなえることはできません。

組織として守らなければならないルールもあります。

時には厳しい判断をしなければならないこともあるでしょう。

だからこそ、感情だけで判断せず、事実を確認し、公平であることを忘れないようにしたいと思っています。

管理者としての私の役割は、誰かに好かれることではありません。

スタッフ一人ひとりが尊重され、安心して働き、成長できる環境を整えること。

それが私の目指す看護管理なのだと思います。

人に恵まれるだけでなく、人を育てる側として

「キャリアは人で決まる」

この言葉を読んだとき、最初は自分自身のことを考えました。

これまで、どんな人に出会ってきただろう。

誰に支えられてきただろう。

そして、今の私はどんな人たちに囲まれているのだろう。

でも、読み進めるうちに、考え方が少し変わりました。

今の私は、人との出会いによって成長する側であると同時に、誰かの成長に影響を与える立場にもいるのです。

私の何気ない一言が、スタッフの自信につながるかもしれない。

反対に、配慮のない言葉が、その人の挑戦する気持ちを奪ってしまうかもしれない。

そう考えると、管理者としての責任を改めて感じます。

そして思うのです。

いつかスタッフが自分の看護師人生を振り返ったとき、

「あの病棟で働けてよかった」

「あのとき、挑戦する機会をもらえてよかった」

そんなふうに思ってもらえたら、どんなにうれしいことでしょう。

人間関係の悩みがなくなることは、きっとないのでしょう。

それでも私は、人の可能性を信じたい。

人によって傷つくこともあるけれど、人によって救われ、育てられることもある。

だからこそ、私自身も誰かにとって、よい影響を与えられる人でありたいと思います。

今回の記事は、そんな大切なことを改めて考えさせてくれました。

皆さんは、これまでの仕事人生で「この人に出会えてよかった」と思える人がいますか?

そして今、皆さん自身は、誰かにとってどんな存在でありたいと思いますか?

今日もゆるーりとね💕

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  • この記事を書いた人

のぴまゆ

看護師歴37年、現役看護師長。看護学校での教員経験6年を経て、現在は看護研究や国家試験対策、終末期・緩和ケアの教育支援に情熱を注いでいます。54歳で一念発起し、働きながら看護学の学士を取得。25冊のKindle出版実績を持つ『伝えるプロ』でもあります。4人の子の母、4人の孫の祖母としての顔も持ち、多忙な日々の中でも理想のキャリアを掴み取る方法を、あなたの隣で全力で応援します!

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