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- 第115回看護師国家試験を受験予定の看護学生さん
- 国家試験対策をやり直している既卒受験生の方
- 勉強しているのに不安が消えない人
目次
第115回看護師国家試験に向けた対策シリーズ、第3回です。
前回は、
「必修問題は知識量ではなく、考え方で落とさなくなる」
というお話をしました。
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【第115回看護師国家試験】必修問題で絶対に落とさない考え方~合否を分ける“視点”とは~
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今回はいよいよ、
必修問題で“毎年のように出題されている頻出テーマ”に絞って解説します。
ここを押さえておくかどうかで、
必修問題の安定感は大きく変わります。
必修問題は「出るところがほぼ決まっている」
まず大前提として知っておいてほしいことがあります。
必修問題は、
✔ 毎年テーマが大きく変わる
✔ 奇をてらった問題が出る
そういう試験ではありません。
むしろ必修は、
「毎年、同じようなテーマを、同じような視点で」
繰り返し問われています。
これが最優先です。

必修頻出テーマ①:安全管理(転倒・誤嚥・事故防止)
必修問題で、最も外せないテーマが安全管理です。
よく問われるポイント
・転倒・転落のリスク
・誤嚥を防ぐ体位や援助
・ベッド柵・ナースコールの使用
・医療事故防止の基本
患者の安全・安楽を守る看護技術 【医療安全対策】
第114回 午後21問
入院中の転倒・転落の内的要因はどれか。
1. 履物の種類
2. 服用中の薬剤
3. ベッド柵の位置
4. トイレまでの距離
解答は2. 服用中の薬剤
服用中の薬剤(長時間作用型の睡眠薬など)は内的要因にあたります。
解き方の視点
「それをした結果、患者さんは安全か?」
前回でもお話したように、安全を脅かす行為は、必修ではほぼ確実に不正解です。
これが鉄則です。

必修頻出テーマ②:感染対策(標準予防策)
感染対策も、必修の常連テーマです。
よく出る内容
・標準予防策(スタンダードプリコーション)
・手指衛生のタイミング
・手袋・マスク・ガウンの扱い
・血液・体液への対応
ここで重要なのは、
「感染症名別の細かい対応」ではありません。
必修で問われるのは、
✔すべての患者に適用する
✔ 血液・体液は感染源と考える
という基本中の基本です。
患者の安全・安楽を守る看護技術 【感染防止対策】
第101回 午前25問
スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。
1. 誤 薬
2. 誤 嚥
3. 患者誤認
4. 院内感染
5. 転倒・転落
解答は4. 院内感染
スタンダードプリコーションはすべての患者を対象にして感染症の伝播を防ぎ院内感染を予防します。
感染症の有無にかかわらず、すべての患者の血液・体液・汗を除く分泌物・排泄物・粘膜・損傷した皮膚が感染源であるとするのがスタンダードプリコーションです。
必修頻出テーマ③:看護倫理・守秘義務
近年、必修で特に重視されているのが看護倫理です。
よく問われるポイント
・守秘義務
・個人情報の取り扱い
・インフォームド・コンセント
・患者の自己決定権
迷ったときの判断軸
「それは、患者さんの権利を守っているか?」
・家族だから話してよい?
・善意だから許される?
・忙しいから省略していい?
必修では、
どんな状況でも患者の権利が最優先です。

必修頻出テーマ④:看護師の役割と報告・連携
必修問題では、「それは誰の役割か」が頻繁に問われます。
代表的な問い
・看護師が単独で判断してよいか
・医師に報告すべきか
・多職種と連携すべきか
判断に迷ったら、
「報告する」「相談する」選択肢は、
必修では安全側になることが多いです。
看護に関わる基本的法律 【保健師助産師看護師法】
第100回 午後5問
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
1. 応招義務
2. 守秘義務
3. 処方箋交付の義務
4. セカンドオピニオン提供の義務
解答は
2. 守秘義務
保健師助産師看護師法第42条の2で
「保健師、看護師または准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保健師、看護師または准看護師でなくなった後においても、同様とする」
と守秘義務が規定されています。
なお、助産師の守秘義務は、刑法に規定されています。
保健師助産師看護師法では免許・試験・業務・処分と再教育研修・守秘義務・名称独占などについて規定しています。
必修頻出テーマ⑤:災害・救急時の初期対応
災害や急変時の対応も、必修で繰り返し出題されます。
押さえるポイント
・まず自分の安全を確保
・生命の危機が最優先
・トリアージの基本的な考え方
ここでも重要なのは、
順番と優先順位です。
診療に伴う看護技術 【救命救急処置】
第99回 午後25問
災害現場でのトリアージはどれか。
1. 医療物資の調達
2. 避難方法の決定
3. 行方不明者の安否確認
4. 負傷者の治療順位の決定
解答は4. 負傷者の治療順位の決定
傷病者の緊急度・重症度を判定し、負傷者の治療・搬送の順位を決定することがトリアージです。
災害医療の3Tはトリアージ・応急手当・救急搬送のこと。
トリアージは負傷者の治療・搬送の順位の決定です。
必修対策は「テーマごとの整理」が鍵
必修問題は、
1問1問をバラバラに解くよりも、
・安全
・感染
・倫理
・役割
といったテーマごとに整理すると、
判断が速く、安定します。
「この問題は安全の話」
「これは倫理の話」
そう分類できるようになると、
必修は一気に楽になります。

次回予告
次回はいよいよ、
「必修問題の最終チェックリスト」。
-
試験直前に見るべきポイント
-
当日の考え方
-
必修で崩れないメンタルの整え方
をまとめます。
必修は、
あなたを落とすための問題ではありません。
基本を守れる看護師かどうか
それを確認する試験です。
ここまで積み上げてきたあなたなら、
もう大丈夫。
最後まで、一緒に仕上げていきましょう🩺🌸

今日もゆるーりとね💕






