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- 第115回看護師国家試験を受験予定の看護学生さん
- 国家試験対策をやり直している既卒受験生の方
- 勉強しているのに不安が消えない人
目次
国家試験まで残りわずか
第115回看護師国家試験まで、残りわずか。
前回の記事では、残り1か月半は「広げる時期ではなく、整える時期」であることをお伝えしました。
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【第115回看護師国家試験】残り1か月半、合格する人がやっている「仕上げ」の過ごし方
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方におすすめ 第 ...
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今回は、その中でも合否に直結する最重要ポイント、
「必修問題を絶対に落とさない考え方」についてお話しします。
実は、必修問題で失点してしまう原因は、
「知識が足りない」ことよりも、
考え方のズレであることがほとんどです。
必修問題は「難しい問題」を解く試験ではない
まず、ここをはっきりさせておきましょう。
必修問題は、ひらめき・応用力・難解な知識を問う問題ではありません。
必修で問われているのは、
「看護師として最低限、安全に行動できるか」
この一点です。
つまり必修問題は、
看護師として、それを“していいか・してはいけないか”
それがわかっているか
を確認する試験なのです。

必修問題を落とす人に共通する3つのパターン
① 問題文を“深読み”しすぎる
必修問題でよくあるのが、
「何か裏があるのでは…」
「ひっかけ問題かもしれない…」
と、考えすぎてしまうこと。
でも、必修問題は基本的に素直です。
問題文に書いてあることを、そのまま受け取ることが大切です。
👉
「問題文にない設定を、自分で付け足していないか」
ここは必ずチェックしてください。
② 「現場なら…」と考えてしまう
現場経験がある人ほど、注意が必要です。
必修問題では、
実際の職場での慣習
忙しい現場での対応
グレーゾーンの判断
は求められていません。
必修で問われているのは、
教科書的・原則的に正しい看護です。
診療に伴う看護技術 【呼吸管理】
第103回追試改変 午前20問
1回の気管内吸引時間で適切なのはどれか。
1. 15秒以内
2. 25秒以内
3. 35秒以内
4. 45秒以内
解答は1. 15秒以内
気管内吸引は、気道を損傷しないよう-200mmHg以下で行い、1回の吸引時間は15秒以内とする。
吸引の間は無呼吸状態となることや気道内の空気も吸引していることから吸引時間が長いと低酸素症を起こす可能性があので注意が必要です。


👉
「国家試験では、どう答えるのが安全か」
この視点に立ち返りましょう。
③ 「たぶん正しい」で選んでしまう
必修問題で最も危険なのが、この選び方です。
なんとなく聞いたことがある
たぶん合っていそう
他よりはマシ
必修問題は、
“たぶん”で選ぶと落とします。
逆に言えば、
✔ はっきり「これは正しい」と言える選択肢
✔ はっきり「これはダメ」と言える選択肢
これが見えるようになると、必修は安定します。
看護における基本技術 【フィジカルアセスメント】
第99回 午後18問
呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取されたときに考えられるのはどれか。
1. 気道の狭窄
2. 胸膜での炎症
3. 肺胞の伸展性の低下
4. 気道での分泌物貯留
解答は4. 気道での分泌物貯留
気道での分泌物貯留は粗い断続性副雑音(コースクラックル、水泡音)を生じます。ボコボコというような音です。

必修問題で使うべき「3つの視点」
視点① それは「安全」か?
必修問題で迷ったら、まず考えるのはこれです。
その行動は、患者さんにとって安全か?
転倒のリスクは?
誤嚥の可能性は?
感染の危険は?
安全性を脅かす選択肢は、必修では基本的に不正解です。
視点② それは「看護師の役割」か?
必修問題では、
看護師がやるべきこと・やってはいけないことの区別が重要です。
医師の指示が必要な行為ではないか
勝手な判断になっていないか
看護師の範囲を超えていないか
看護に関わる基本的法律 【保健師助産師看護師法】
第105回 午後5問
医師の指示がある場合でも看護師に禁止されている業務はどれか。
1. 静脈内注射
2. 診断書の交付
3. 末梢静脈路の確保
4. 人工呼吸器の設定の変更
解答は2. 診断書の交付
医師法により、医師に死亡診断書を含む診断書一般と死体検案書等の文書の交付義務を規定しています。
看護師が行ってはいけません。
👉
「それ、本当に看護師が単独でやっていい?」
この一言を、自分に問いかけてください。

視点③ それは「今、すること」か?
必修問題では、優先順位もよく問われます。
今すぐ対応すべきか
まず観察か
すぐ報告が必要か
必修問題では、
✔ 命に関わる
✔ 安全に直結する
この2点が、最優先です。
診療に伴う看護技術 【救命救急処置】
第104回 午後12問
意識障害がある患者への救命救急処置で最も優先されるのはどれか。
1. 保 温
2. 輸 液
3. 酸素吸入
4. 気道確保
解答は4.気道確保
意識障害がある場合は、まず呼吸の有無を確認し、気道確保に努めます。
意識を消失すると舌根沈下が生じやすく、嘔吐からの誤嚥による窒息の恐れもあsります。
なお、JRC蘇生ガイドライン2020では、気道確保・人工呼吸よりも先に胸骨圧迫を行うことが推奨されています。
必修問題は「完璧」を目指さなくていい
必修問題で大切なのは、
満点を取ることではありません。
大切なのは、
「落としてはいけない問題を、確実に取ること」
必修は、
✔ 知っていれば解ける
✔ 考え方が合っていれば選べる
問題の集合体です。
だからこそ、
・何度も出ているテーマ
・基本的な判断
・安全・倫理・感染
ここを確実にすることが、最大の対策になります。

次回予告
次回は、
「必修問題で毎年出る頻出テーマ」に絞って、
安全管理
感染対策
看護倫理
医療事故防止
など、
「ここは絶対に落としたくない」必修分野を、
具体例を交えながら解説していきます。
必修問題は、才能ではありません。
考え方で、確実に点が取れる分野です。
国家試験本番まで、
一つずつ、確実に整えていきましょう🩺🌸

今日もゆるーりとね💕






