こんにちは。このブログの管理者
ゆるーりすと のぴまゆです。
このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。
それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- これから看護師国家試験を受験する看護学生さん
- 指導に関わる看護教員・実習指導者の方
目次
はじめに
2025年3月24日14時、厚生労働省より第114回看護師国家試験の合格発表が行われました。
合格率は90.1%(うち新卒は 95.9%)。
今回は、採点除外の問題はありませんでした。

第114回看護師国家試験の合格基準(厚生労働省より)
必修問題及び一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とし、
次の①~②の全てを満たす者を合格とする。
① | 必修問題 | 40点以上/ 50点 |
② | 一般問題・状況設定問題 | 148点以上/250点 |
今年も約5万人の受験生が合格を目指して臨んだ国家試験。
受験後の自己採点サービス「ライブ合格判定サービス」(看護roo!提供)のデータ※をもとに、正答率が低かった“難問”を振り返り、今年の出題傾向についてまとめました。
※看護roo!『ライブ合格判定サービス』の利用者49,610人のデータより分析。
今後受験を控える方にとっても「どんな問題が難しいのか」「どういう傾向があるのか」を知ることは重要な対策につながります。
ぜひ最後までお読みください。
1. 必修問題|正答率60%以下は2問だけ!出題の傾向は?
今年の必修問題は、全体的に正答率が高く安定した内容でしたが、2問のみ60%以下という結果になりました。
❶ 午前問題16|正答率51.7%
問題:前立腺肥大症患者の頻尿の原因はどれか。
正答:2. 残尿量の増加
誤答として多かったのは「膀胱刺激症状」や「器質的膀胱容量の減少」。
解剖・生理と病態生理の知識が結びついていないと選択に迷いやすい問題でした。
❷ 午前問題13|正答率58.4%
問題:心電図波形を示し、心室頻拍を選ばせる問題。
正答:4. ④
2009年の第98回以来の「心電図波形」からの出題でした。
波形を見て即判断する力が求められるため、普段からの視覚的なトレーニングが鍵になります。
2. 一般・状況設定問題|5肢2択に注意!正答率20%以下が続出
一般問題は一見すると平易でも、選択肢の「2つ選べ」で正答率が一気に下がる傾向が目立ちました。
ここでは正答率20%以下の代表的な問題を紹介します。
❶ 午後問題28|正答率9.4%
テーマ:ヘリコバクター・ピロリ感染症
正答:1. 尿素呼気検査は診断に有用である
「粘膜下層に生息する」と誤認していた受験生が多かったようです。
微細な解剖知識と病態理解の連動が求められる問題です。
❷ 午前問題85|正答率9.7%
テーマ:肝細胞癌(2つ選べ)
正答:2. 原発性肝癌の中で最も頻度が高い
3. 診断に腹部超音波検査が用いられる
「5. 肝内胆管が腫瘍化」という選択肢との混同が多数。
類似概念をしっかりと整理しておく必要があります。
❸ 午前問題84|正答率12.4%
テーマ:同種造血幹細胞移植前の全身照射
正答:2. 拒絶反応の防止
4. 腫瘍細胞の根絶
GVHD(移植片対宿主病)との混同で迷った受験生が多かった印象です。
❹午前問題89|正答率13%
テーマ:社会資源に関する問題
正答:1.住民票の届出
5.銀行口座から現金の引き出し
問題は日常生活自立支援事業のサービス内容。
解答が割れ、選択した人が最も多かったのは「2.福祉用具の貸与」と「4.自家用車の売買契約」の組合せでした。
❺午後問題55|正答率14.1%
テーマ:65歳以上85歳未満における不慮の事故による死亡状況
正答:3.溺死および溺水
厚労省の正答は「3.溺死および溺水」ですが、「4.転倒、転落、墜落」を選択した人が半数以上みられました。
国民衛生の動向などで統計の数値を頭に入れておく必要があります。
3. 傾向と対策|来年に向けて意識すべき3つのポイント
今回の国家試験の難問・傾向から見えてくる、来年に向けての対策ポイントは次の3つです。
✅ 1.「2つ選べ」の選択肢問題への慣れ
正答率が低い問題は、5肢2択が中心でした。
特に「どちらも正しそう」な選択肢が並んでいると、迷いやすくなります。
→ 過去問演習で“選ばなかった理由”にも注目して復習を。
✅ 2.基礎知識+病態生理の統合力が求められる
基本的な知識だけではなく、現場での状況とリンクした出題が増えています。
→ たとえば心電図や電解質の出題では、“なぜこの値なのか”を理解しておくことが鍵です。
✅ 3.社会資源や医療制度も問われる
国家試験では、社会福祉や制度面も重要な出題範囲です。
→ 厚労省の施策や最新の制度にも目を通すようにしておきましょう。
おわりに|国家試験は“知識の深さ”と“読み解く力”
第114回看護師国家試験は、例年に比べて“正答率の二極化”が見られた印象でした。
必修では安定感がある一方、一般・状況設定では「深い理解」と「判断力」が試された年だったと感じます。
国家試験は決して「難問奇問」を解く試験ではありません。
地に足のついた学習、そして間違いの理由を突き詰める姿勢が、合格への近道です。
来年受験される皆さん、今から少しずつ準備を始めていきましょう。
今日もゆるーりとね💕