看護師養成所2年課程（通信制）の添削指導とは？学修意欲を高めるコメントのコツと評価のポイント

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🟢 1. はじめに

看護師養成所2年課程通信制の看護学校では、働きながら学ぶ学生が多く、自己学習が基本になります。

実は通信制看護学校の入学要件として必要な准看護師経験年数は、時代とともに変化していることをご存知でしょうか。

📉 10年 → 7年 → 5年と短縮しているのです。
この変更の背景には、以下のような要因があります。

🔹 看護師不足への対応
→ 現場の人材不足を補うため、より早く正看護師へ移行できる仕組みが求められた。

🔹 キャリアアップの促進
→ 長期間の経験を積まなくても、早期に学習を始められるように改善された。

🔹 時代の変化と教育制度の見直し
→ 看護教育のカリキュラムが充実し、短い経験年数でも基礎的なスキルを学べるようになった。

このように、看護業界の変化に伴い、通信制看護学校の制度も進化しています。
現在、准看護師として働きながらキャリアアップを目指す方にとって、より短期間で正看護師資格を取得できる環境が整えられています。

実習として紙上事例演習課題が課せられ、学生はこの課題をやり遂げることで、看護過程の展開を学ぶのです。
その紙上事例を添削し評価するのが添削指導員となります。
そのため、添削指導員の役割がとても重要になります。
特に、レポートの添削を通じて学生の学びをサポートすることが求められます。

今回の記事では、添削指導のポイントについて紹介し、どのようなコメントが学生の学修意欲を高めるのかについて解説します。

🟢 2. 添削指導のポイント

① 学生のレディネスを知る

学習の準備が整っているか（レディネス）を把握することは、適切な指導につながります。
ご存知でしょうか。通信制の学生の特徴は以下の通りです。

つまり学生の働いている環境によってレディネスが変わってくるのです。
よって以下のような学生がいることにも配慮する必要があります。

・看護計画を立案したことがない
・指示通りには動けるが、自分で考えるのが苦手
・標準看護計画は立案できても、個別的な看護計画を立案するのが苦手

② 学生に届くコメントを記載する

添削指導員のコメントは、学生にとって大きな励みになります。
・「頑張って」「Good！」などの励ましの言葉を入れる
・「〇〇の視点が素晴らしいですね！」など、良いところを具体的に褒める
・「この部分をもう少し詳しく書くとより伝わりますよ」など、改善点を優しく指摘する

「⁉」のような記号だけでは、学生は何が間違っているのか分かりません。伝わりやすいコメントを意識することが大切です。

③ 添削に関する資料を適切に保管する

・知的財産の漏洩をふせぐこと
・指導の一貫性を持たせるための工夫

④ 学生のレポートを適切に取り扱う

個人情報が含まれるレポートの取り扱いには、十分な注意が必要です。
・提出されたレポートの管理方法
・添削後の適切な返却手順
・個人情報保護の観点から、データ管理のルールを守る

⑤ 学生のレポートを適切に評価する

評価は、単に正誤を判断するだけではありません。
・学習目標に到達しているか、評価基準に基づき指導する
・添削指導員が複数人いる場合、評価の厳しさに差がないように配慮する
・学生同士の比較ではなく、個々の学生の目標達成度を評価する

🟢 3. 直接会えないからこそ、コメントの質が重要

通信制の学習では、学生と直接顔を合わせる機会がありません。
そのため、コメントだけで伝える難しさがあります。

☑ 伝わりやすいコメントのポイント

✔ 字を丁寧に書く（手書きの場合）
✔ 学生が「何を直せばいいのか」を具体的に伝える
✔ 「ここが良い！」とポジティブなフィードバックも忘れない

添削指導員の技術が、学生のモチベーションに直結するのです。

🟢 4. まとめ

添削指導は単なる評価ではなく、学生の成長を支える重要な役割を担っています。
「励まし」「具体的なアドバイス」「適切な管理」の3つを意識しながら、学生にとって有益な添削を心がけることが大切です。

のぴまゆも、添削指導員として日々工夫を重ねています。
通信制の看護学校で学ぶ学生を支えるために、これからも添削の技術を磨いていきたいと思います✨

💡みなさんの意見もぜひ聞かせてください！コメントお待ちしています

今日もゆるーりとね💕