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- こころの仕組みについて知りたい
- 看護師に必要なカウンセリングの知識を得たい
目次
はじめに~「人の心の成り立ち」について学ぶ
こんにちは、看護師ブロガーのぴまゆです。
今回は、実習指導者講習会で学んだ「看護師向けカウンセリング入門」シリーズ第1回「人の心の成り立ち」をご紹介します。
心の仕組みを理解することを目的に、意識や無意識、適応反応、そして心理療法について学びました。
以下に講義内容をわかりやすくまとめてみました。
1.人の意識構造
フロイトの理論的には、心は「意識」「無意識」「前意識」の3つの領域に分けられます。
意識:自分が今考えていることや行動に気づく領域。
前意識:注意を向けて意識化できる情報が含まれる領域。
無意識:意識の奥底に隠れた部分で、人間の行動や動機の源泉となるもの。
また、心の働きは3つの構成要素によってバランスを保っています。
エス(id):本能的・衝動的な欲求を決断。
自我:エスと超自我の間でバランスをとる役割。 エスの欲求を現実的に調整する。
超自我:良心や罪悪感、正義的な価値観を象徴する。
これらのバランスが崩れると、行動や感情の問題が生じる可能性があります。
2.防衛反応と適応規制
人間の心は、ストレスや不安から自分を守るためにさまざまな防衛反応を示します。
以下はその一例です。
抑制:感情や欲求を意識的に考える。
同一化:他者の特性を取り込むことで安心感を得る。
正当化:自分の行動を正当化する。
投射:自分の感情を他人に考察する。
これらがうまく機能しない場合、身体の不調や適応障害(不登校、引きこもりなど)につながることもあります。
3.ストレッサーとストレスコーピング
ストレッサー(ストレス軽減)は以下のように分類されます。
物理的:騒音や寒暖差など。
化学的:薬物やアルコールなど。
生物学的:感染症など。
心理的:不安や恐怖。
社会的:人間関係や経済的問題。
ストレスに対処する方法として、以下のコーピング(対処法)が紹介されました。
問題中心のコーピング:問題に焦点を当て、解決を取り組む。
情動中心的コーピング:感情を大切にすることで、ストレスを感じる。
4.心理療法における三大理論
講義では、心理療法の三大理論について以下の内容が紹介されました。
1)精神分析療法(フロイト)
無意識や夢の重要性、生育歴(過去)を重視する療法です。
心の奥底にある無意識を探り、行動や感情の原因を考えていきます。
2)行動療法
人が特定の刺激に対して何かに反応するのは、学習された行動パターンが原因であると考えます。
この療法では、恐怖や不安を軽減するために以下の手法を用います。
脱感作療法:不安を克服するため、段階的に慣れていくアプローチ。
主張訓練:自分の感情や考えを正しく表現する方法を学びます。
3)クライエント中心療法(ロジャーズ)
患者(クライエント)の自己実現を重視し、患者自身が自分の問題を解決できるよう支援する療法です。
治療者は無条件の肯定的な関心を持ち、共感的に接するそれで、クライアントの自己成長を考えます。
まとめ
第1回「人の心の成り立ち」は、カウンセリングを学ぶための基礎的な内容で、看護師として患者さんと接する際に非常に有益な知識です。
次回は「カウンセリングの基本概念」について解説しますので、ぜひお楽しみに!
今日もゆるーりとね💕