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こんな方におすすめ
- 高齢の家族を持つ方
- 終末期医療や延命治療に不安を感じている方
- 医療・介護に携わる方
- ACPやアドバンス・ディレクティブに関心のある方
目次
はじめに
「呼吸が止まった90歳女性。心臓マッサージを始めると、ひとつめの圧迫でボキっと肋骨の折れる音が……」
このヤフーニュースの記事を読んで、
胸がざわついた医療者は少なくないのではないでしょうか。
延命治療とは何なのか。
それは本当に「その人のため」なのか。
そして、その選択を迫られる家族は、その覚悟を持てているのか。
現役看護師・高島亜沙美さんが綴ったこの記事は、
医療者にも、家族にも、重く静かに問いを投げかけています。

延命治療に「ひとつの定義」はない
私たちはつい、「延命治療=人工呼吸器や心臓マッサージ」と思いがちです。
しかし高島さんは、「延命治療」という治療法そのものは存在しない、と語ります。
同じ点滴、同じ酸素、同じ薬剤でも
それが誰に、どんな目的で使われるのかによって意味はまったく異なる。
救命のための治療と、延命のための治療。
違いは“手技”ではなく、“目的”なのです。

心臓マッサージで肋骨が折れるという現実
記事の中で語られる、90歳を超えた女性患者さんのエピソード。
心停止を起こし、カルテには「すべての延命治療を希望」と記されていました。
後輩看護師が心臓マッサージを開始した瞬間、
「ボキッ」という音とともに肋骨が折れます。
それでも、やめることはできない。
なぜなら、患者さんは延命を希望していたから。
30分間の蘇生処置の最中、後輩が漏らした言葉。
「俺、患者さんを助けてるのか、殺してるのか、分からないっす」
この一言に、高齢者への延命治療が抱える
医療者の葛藤と限界が凝縮されていると感じました。

人工呼吸器は「つけたら外せない」現実
人工呼吸器は、命を救う大切な医療機器です。
けれど、高齢者に装着する場合、その先にある現実は決して軽くありません。
・意識がある状態では強い苦痛を伴う
・長期化すれば気管切開が必要になる
・いったん装着すると、改善以外の理由では外せない
日本では、人工呼吸器を外す行為は
医師が刑事責任を問われる可能性があります。
「こんなはずじゃなかったから外してほしい」
「意識が戻らないなら外してほしい」
その願いが叶わない国の制度の中で、
誰も悪くないのに、誰かが深く苦しむ現実があります。

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日本緩和ケア医療学会2025 in 徳島【第1弾】ACPと共同意思決定から学ぶ医療者の役割
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そのとき、家族は決断できるのか
家族が延命治療を望む気持ち。
それは、愛情であり、後悔したくないという思いでもあります。
けれど、問いかけたいのです。
もし、自分だったら。
もし、父や母だったら。
その状況で、本当に延命治療を望むでしょうか。
そして、
その選択を「運命」として受け入れる覚悟を、家族は持てているでしょうか。

日常の中で「死」を語ることの大切さ
延命治療の選択は、突然やってきます。
その場で冷静に考え、判断することは、ほぼ不可能です。
だからこそ必要なのが、
日ごろからの対話です。
終活は、縁起でもない話ではありません。
それは、家族が苦しまないための準備であり、
本人の思いを守るための会話です。
自信をもって
「これは、あの人が生前に望んでいたことです」
そう言える家族関係を、今から築いていくこと。
それが、延命治療という重い選択に向き合う
唯一の支えになるのではないでしょうか。

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エンディングノートとは?心安らかに迎えるための準備とACPとの違い
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家族看護の視点から考える意思決定支援
延命治療の問題は、医療の問題であると同時に
家族看護の課題でもあります。
誰が決めるのか。
どう支えるのか。
決断のあと、家族はどう生きていくのか。
▶︎ 家族看護学の視点から考えるACPと意思決定支援
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家族は“代理決定者”ではなく“代弁者”──ACP実践で学ぶ、緩和ケアでの家族支援のあり方
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「代理決定者」ではなく「代弁者」へ──ACPにおける本当の信頼と意思尊重とは?
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参考書籍
本記事は、
人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス
(著:高島亜沙美/KADOKAWA)をもとに再編集されています。

人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス
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今日もゆるーりとね💕






