こんにちは。このブログの管理者
ゆるーりすと のぴまゆです。
このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。
それではゆるーりとご覧ください。
こんな方におすすめ
- 授業をもっと良くしたいが、自分で何を振り返ればいいのかわからない
- 評価を教育改善の仕組みに取り入れる際の参考にしたい
目次
① はじめに:授業評価は教員だけのものではない
前回「授業評価」について記事を掲載しました。
-
-
看護教員のリアル~授業評価を受けながら育てる“生きた授業”~
こんにちは。このブログの管理者 ゆるーりすと のぴまゆです。 このブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。 それではゆるーりとご覧ください。 こんな方におすすめ 看 ...
続きを見る
授業評価と聞くと、多くの人は「学生が教員を評価するもの」と考えるかもしれません。
しかし、実際にはそれだけでは十分とは言えません。
教育の質を高めるには、学生による他者評価だけでなく、教員自身による自己評価が重要な役割を果たします。
今回は、なぜ自己評価と他者評価の“両方”が必要なのかを解説し、実際に私が作成した学生用評価表と教員用自己評価表のサンプルもご紹介します。
② 他者評価(学生による授業評価)の意義
学生からの授業評価は、教員にとって貴重なフィードバックの一つです。
実際に授業を受けた学生が、理解しやすさ、教材のわかりやすさ、教員の態度や関わり方について評価することで、教員は自分の授業の“受け取られ方”を客観的に把握することができます。
しかしながら、学生評価はあくまで“外からの視点”に過ぎません。
学生が感じた印象と、教員が授業に込めた意図が乖離している場合もあります。
だからこそ、自己評価が必要なのです。
③ 教員による自己評価の意義
教員による自己評価は、自身の授業を内省的に見つめ直す機会を提供します。
「学生が集中していたか」「理解度を確認する仕組みを設けていたか」「次回に活かせる改善点は何か」など、学生の評価だけでは見えない点にも目を向けることができます。
また、学生の評価と自分の評価を比較することで、教育者としての“ズレ”に気づき、修正していくことができます。
これは、より質の高い授業を生み出すための“改善サイクル”の出発点になります。
④ 学生評価と自己評価、両方を行うことの効果
自己評価と他者評価の両方を行うことは、いわば“鏡”と“レンズ”の両方を持つようなものです。
鏡(自己評価)では自分自身を映し出し、レンズ(他者評価)では他者の視点からの像を見ることができます。
この二重の視点を持つことで、教員は一方的ではない、バランスのとれた授業改善を行うことができます。
これは、学生にとっても学びやすい環境づくりに繋がりますし、教育機関全体の質の向上にも寄与する重要な取り組みです。
⑤ 実際の評価表サンプル
■ 学生用評価表(例)
■ 教員用自己評価表(例)
⑥ まとめ:評価を「育成のツール」に
評価は決して「成績づけ」のためだけに行うものではありません。
教員にとっても学生にとっても、授業の質を高めるための“育成のツール”です。
学生による他者評価と、教員による自己評価。
それぞれの評価が交差するところに、本当の意味での教育の質向上があるのではないでしょうか。
今後も私は、よりよい授業を目指してこの評価のプロセスを大切にしていきたいと思います。
今日もゆるーりとね💕